【トヨタは7社と関係】業務提携・子会社・資本関係など日本自動車メーカーの現状!

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独立系メーカーはホンダのみという状況

日産が三菱自動車の筆頭株主になり、トヨタがダイハツを完全子会社化、さらにトヨタとスズキが業務提携の検討を行なうなど2016年は国内自動車メーカーの再編を予感させる年となりました。

資本提携、業務提携、連結決算対象、完全子会社……企業間の関係はさまざまなので、つながっているからといって、その関係性は異なります。

たとえば国内では多くのメーカーと関係しているトヨタですが、前述のとおりダイハツは完全子会社ですし、日野は半数以上の株をトヨタが所有しています。また、トヨタはスバルの筆頭株主ですが、その所有は17%弱の比率にとどまっています。

一方で、トヨタとの関係が深い印象のあるヤマハ発動機について、トヨタは株を所有していますが、じつは筆頭株主ではありません。いすゞにしても同様で、トヨタは大株主ですが、筆頭ではないのです。

さらに、トヨタはマツダと業務提携もしていますが、これは資本提携ではなく、あくまでも次世代技術などでお互いを補完しようという意味合いが強いもの。そのスタンスはスズキとの提携検討でも同様だと予想されます。

とはいえ、日本国内の自動車メーカーにおいてトヨタを軸に多くの企業がつながっているのは間違いありません。

一方、三菱自動車を傘下に収めたかたちとなる日産ですが、日産自体がルノーの傘下にあるという関係です。また、グローバルに見ると、ルノー日産はダイムラー(メルセデスやスマートなど)ともアライアンスを構築しています。かつてダイムラーグループの一員であった三菱自動車が、ふたたびダイムラーと繋がりを持つというのは不思議な縁といえそうです。

そのダイムラーですが、じつは三菱ふそうは手放していませんでした。90%近い株を所有する子会社としています。商用車メーカーでいえば、かつて日産ディーゼルと呼ばれていたこともあるUDトラックスは、いまやボルボ(乗用車ではなく、トラック部門の方)の子会社となっています。

こうして国内の自動車メーカーを整理してみると、トヨタと関係しているのが7社(ダイハツ、日野、スバル、いすゞ、ヤマハ発動機、マツダ、スズキ)、外資系が4社(日産、三菱自動車、三菱ふそう、UD)、そして完全独立系なのがホンダという構図になっています。

(文:山本晋也)