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東京都感染症情報センターは12月15日、12月5日〜11日の期間中の東京都感染症週報を公開した。同週報により、11月24日に流行警報基準を超えていた感染性胃腸炎の1週間あたりの患者報告数が7,000人を超えていたことが明らかになった。

感染性腸炎はサルモネラやカンピロバクターなどの細菌や、ノロウイルスなどのウイルスが原因で発症する。国内では毎年、冬季になると特にノロウイルス由来の感染者が増加する傾向にある。

感染性胃腸炎の主な症状としては下痢やおう吐、腹痛などがある。ウイルスの潜伏期間は比較的短く、一般的には感染してから24〜48時間後、場合によっては数時間後に発症することもある。

12月5日〜11日(第49週)の期間中、260を超える都内の定点医療機関から報告された患者数は前週より167人増加し7,164人を記録。1医療機関あたりの患者数は27.24人となっている。

定点医療機関あたりの患者報告数が1週間に20人を超えた保健所の管内人口の合計が、東京都の人口全体の30%を超えた場合に流行警報が出されるが、第49週時点でも依然として警報は発令中。医療機関あたりの患者報告数が多いのは、都内23区では中野区(45.17人)、台東区(39.25人)、中央区(38.67人)となっている。

2015年の第49週と比較すると、同時期の総患者報告数は3,117人で医療機関あたり患者数は12.03人と今年の半分以下。第49週以前でも、同様に大きく総患者報告数および医療機関あたり患者数を2016年が大きく上回っている。

ノロウイルスの感染経路の大半は経口感染。ウイルスが付着している場所を手で触り、その手で食事をすることにより感染するケースがある。石けんを用いた食事前やトイレ後の手洗いなどが予防策として有効であるほか、ウイルスが付着した場所は塩素系漂白剤で消毒することが望ましいとされている。

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