結婚しているかしていないかの違いは、友人同士の会話にどんな影響を与えているものでしょうか。既婚者の中には、必要以上に気遣いをしてしまう人もいそうです。今回は、既婚男性のみなさんに、独身の友人と話すときに気をつけていることを、教えてもらいました。

■自分の家族の話をしない

・「家の話などはあまりしないようにしている」(37歳/小売店/販売職・サービス系)
・「子どもや妻の話題は話がかみ合わないので、し過ぎない」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

・「むやみに子どもの話とかしない。どうせ興味ないから」(31歳/医療・福祉/専門職)

会話は、お互いに共通する話題で盛り上がることが多いもの。家族の話、特に子どもの話では、独身者の興味が薄い場合が多く、そのために避けがちになるのでしょう。

■結婚を話題にしない

・「結婚などの話題にはまったく触れない」(24歳/医薬品・化粧品/営業職)

・「結婚などの特定のワードを使わないようにする」(24歳/医薬品・化粧品/営業職)
・「『いい人と出会えるといいね』という言葉は絶対に言いません」(38歳/学校・教育関連/専門職)

「結婚したいけどできない」と思い悩む独身者の前では、結婚の話題に触れないのが思いやりと考える人は多いのでは。ちょっとした質問や婚活へのエールさえも控えている人がいるほど、デリケートな話題なのですね。

■家族の自慢話・のろけ話をしない

・「結婚や子どもとの幸せ話はできるだけ避ける」(38歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「自慢話となる奥さんとののろけ話をしないように気を付けている」(33歳/商社・卸/事務系専門職)

結婚や家族のことを話題にすることはOKでも、自慢話やのろけ話はしないように気をつけている人もありました。相手が持っていないもので幸せ感をアピールすることは、友人に対しても遠慮があるようです。

■上から目線にならない

・「上から目線にならないようにしているけど」(28歳/運輸・倉庫/技術職)

・「プライドを傷つけたりしないように注意します」(36歳/学校・教育関連/事務系専門職)

・「俺は既婚者だということを自慢しないようにする」(36歳/電機/その他)

結婚しているからといって、誰もが人として優れている訳ではないはずです。自慢したり、偉そうな態度を取ったりするのはおかしいですね。独身者も卑屈になることはなく、そのための気遣いでしょう。

■結婚への夢を壊すようなことを言わない

・「結婚や子どものことについて、あまり悪く言わないようにしている」(34歳/電機/技術職)

・「家計が大変だと言い過ぎない」(23歳/電機/技術職)

結婚生活、必ずしもいいことばかりではありません。しかし、結婚がこれからの独身者に、結婚の悪い面ばかりを印象付けてはマズイと考えるのですね。

■まとめ

楽しい会話には、双方が興味を持つ話題が必要なものですが、既婚者と独身者では、主に家族に関する部分でどうしても興味に差が出てしまいます。今回の調査でも、既婚男性の多くが、独身の友人との会話で、結婚や家族の話題を避けようとしていることがわかりました。相手への思いやりの気持ちから、自然に気遣いをした結果なのではないでしょうか。

マイナビウーマン調べ
調査日時:2016年9月2日〜9月14日
調査人数:113人(22歳〜34歳の男性)
※画像はイメージです

(フォルサ/佐上ひさ子)