13日、日本の「萌(も)えキャラ」満載の教科書は遠く台湾のアニメオタクたちをも熱狂させたようだ。写真は「NEW HORIZON」ではなく、パロディ同人誌「DAWN HORIZON」より。

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2016年12月13日、日本で、新しい中学校の英語教科書が「萌(も)えキャラ」満載だと話題が沸騰したのは今春のことだが、このニュースは遠く台湾のアニメオタクたちをも熱狂させたようだ。以下は、台湾のネットに掲載された記事。

「この教科書、見たときホントに興奮した〜!これまでの形式ばった教科書に比べて、こんなかわいいキャラクターが満載だったら、はりきって勉強しちゃうなあ〜」。

こんな書き出しで紹介された注目の教科書とは、今春、ツイッターを中心に話題となった中学校の英語教科書「NEW HORIZON」。今年度版はビジュアル面を大幅に変更し、登場人物をすべてアニメ調のキャラクターにリニューアルしたのだ。中でも、「米国から来日中」という設定のエレン・ベーカー先生はまさに「萌え」風のキャラクターで、ネット上で大反響を巻き起こした。一連の騒動を受け、版元の東京書籍は4月に声明を出し、アニメ風の挿絵について、「できるだけ多くの中学生の皆さんに、英語学習に意欲をもって取り組んでもらう」ことが目的だとした。 この声明は中国語版もリリースされている。

教科書に萌えキャラを採用することについて、台湾のネットユーザーたちは「日本アニメ&ゲームオタクには大歓迎の話」「勉学の最大の敵は、モチベーションが出ないことと興味が湧かないこと。でも、こんな教科書があれば、先生要らずで自発的に勉強できるかも!」と大絶賛している。

一方、「残念だけど、こんな教科書、台湾では絶対に存在しえない」との声も。理由としては、「どうせモラルをかざした人格者気取りやクレーム大好きな保護者たちが、こぞってケチをつけるだろう。『勉学のさまたげになる』とか何とか言って…」「なかなかのアイデアだとは思うけど、制作にはコストがかかりそう。それに、台湾にはこのクオリティーを出せるキャラクターデザイナーはいないと思う」との現実的な意見が飛んでいた。

また、台湾の親日ぶりと絡めた以下のような声も。

「保護者からは『子どもの教育上、よろしくない』と抗議が出るかもしれないけれど、そんな保護者たちに『これは日本で正式に採用された教科書ですよ』と説明したら、彼らは何と言うかな?」(翻訳・編集/愛玉)

■愛玉プロフィール
中国語翻訳者、ライター。 重慶大学漢語進修課程で中国語を学ぶ。その後、上海で日本人向けフリーペーパーの編集、美容業界誌の中国語版立ち上げなどに携わる。中国在住経験は4年。レコードチャイナの編集員を経て現在、北海道へ子連れIターン移住。フリーで中国ニュースの翻訳や中国関連の執筆などを行う。得意分野は中国グルメ、中華芸能。
連絡先:writeraitama@gmail.com