コンビニ食品も食べ方によってはダイエットの強い味方になる

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 拙著「一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書」では、デブになる最大の原因として、「加工食品」を第一にあげています。多くの加工食品は、基本的に消費者の食欲が増えるようにデザインされており、意志の力だけでその魅力に立ち向かうのは不可能だからです。

 これは「セットポイント」という説にもとづく考え方で、いまでは多くの肥満学者に支持されています(1)。くわしくは書籍に当たっていただくとして、現代人が健康的に痩せるため には、「加工食品」をできるだけ減らし、自然に近い食品を増やしていくのがベストなのは間違いありません。

 が、そうはいっても、加工食品を減らすのは難しいもの。なかでも現代のコンビニにはやたらと加工食品が多く、「自然に近い食品」など無さそうにも思えます。

 それでは、コンビニを利用する限り、私たちは健康に痩せられないのでしょうか?

 もちろん、そんなことはありません。現実的にはコンビニ商品だけでも十分に健康的な食事はできますし、かく言う私も日常的にお世話になっています。

 まずは、コンビニ商品の「健康度」をランキングで見ていきましょう。

◆コンビニ食の健康度ランキング

横綱:ツナ缶(ノンオイル)、サバ缶(水煮)、サバ・鮭のパック
大関:サラダ全般、カット野菜
関脇:ゆで卵、サラダチキン
小結:冷凍ベリー、冷凍マンゴー、コンビニコーヒー(ブラック)、お茶
前頭筆頭:ナッツ類(素焼き)、納豆、キムチ、ヨーグルト、ダークチョコレート(カカオ60%以上)
前頭二枚目:おにぎり、丼物、おでん、惣菜類・弁当全般(揚げ物がふくまれないもの)
前頭三枚目:サンドイッチ、パスタ、糖質ゼロ系のパン、カロリーゼロ系のゼリー、カロリーメイトなどのいわゆる「健康食品」
幕下:スナック菓子、ドーナツ、ホッドドッグ類、揚げ物をふくむ弁当や惣菜、スポーツドリンク、エナジードリンク

 以上の順位は、おもにカロリーと栄養素のバランスをベースに選んでいます。基本的には、前頭筆頭までの商品をベースに組み立てれば、十分に健康的な食卓は成立します。

 なかでも横綱クラスのツナ缶やサバ缶は、いずれも良質な油とタンパク質が豊富な優良商品。ここにサラダやカット野菜、ゆで卵などを組み合わせれば、健康的な食事ができあがります。ちなみに、一部には「カット野菜には栄養が残っていない」といった俗説も出回っていますが、完全なデマなのでご安心ください(2)。

◆コンビニおにぎりや丼ものは一日一食まで

 少し難しいのは、おにぎりや丼物などの扱いでしょう。もちろん「白米」が体に悪いわけではありませんが、総カロリーに対してビタミンやミネラルの量が少ないため、摂取量を減らしたほうが栄養のバランスはよくなります。具体的には、おにぎりや丼物は1日に1食までにしておくのが無難でしょう。

 いっぽうで、できるだけ購入を控えたいのは、揚げ物やドーナツのように油を使った商品。高温の油を使った商品は酸化が激しく、食べ過ぎると全身に炎症が起こりやすくなってしまいます。どうしても食べたければ、週1ぐらいに抑えてください。

 ただし、ここで注意してほしいのは、「幕下」の商品を食べたからといって、すぐに体を壊すわけではない点です。

 一部のサイトでは「コンビニおでんに発がん性が!」や「スナック菓子は毒素のかたまり!」といった記事も見受けられますが、いずれも科学的な根拠はゼロ。マウス実験の結果を大げさに書き立てて、いらぬ不安を煽っているだけです。週1ぐらいなら何の影響もないので、楽しんで食べてください。

◆それでもジャンクフードが食べたい人に「加工食品スライド法」