中国車の品質が年々向上していることを指摘する記事は多いが、中国メディアの今日頭条が12日付で掲載した記事は、日系車が品質・技術的に成熟した「大人」だとすれば、「中国車はまだ少年に過ぎない」と論じている。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 中国車の品質が年々向上していることを指摘する記事は多いが、中国メディアの今日頭条が12日付で掲載した記事は、日系車が品質・技術的に成熟した「大人」だとすれば、「中国車はまだ少年に過ぎない」と論じている。

 記事は、中国市場における中国車の新車販売台数は、日系車の販売量よりはるかに多いことを指摘し、これをもって「中国車の品質面における成長を示す証拠」と見なす論調があることを紹介。中国汽車工業協会の統計によれば、2016年1-10月における販売台数は中国車が812万台だったのに対して、日系車は298万台であるため、確かに販売台数の点では中国車に軍配が上がる。

 しかし、それでも記事は「日系車の前では中国車はまだ少年に過ぎない」と指摘。その根拠として、「成熟した自動車市場」における中国車と日系車の販売台数を挙げ、米国と欧州における販売台数は日系車が中国車を圧倒的に上回っており、その差は数十倍に達することを指摘した。

 さらに別の根拠として、中国の自動車メーカーと日本メーカーの研究開発能力の差に言及。中国メーカーの研究開発は「部品を整合する能力の向上」という、さほどレベルの高くない分野が対象であるのに対して、日本メーカーの研究開発はイノベーションを生み出すことを目的に、非常に高いレベルで行われていると説明。この研究開発の質の違いが、製品が持つ競争力に大きな差を生じさせていると指摘した。

 記事がタイトルの部分で、日系車に比べれば「中国車はまだ少年に過ぎない」としているのは、その差を直視することが中国メーカーの進歩に必要不可欠であると見ているからだろう。日系車との大きな差を素直に認識しようとする謙虚さは、確かに進歩のための絶対条件であると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)