映画『夜は短し歩けよ乙女』キービジュアル
 - (C)森見登美彦・KADOKAWA/ナカメの会 イラスト 中村佑介

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 森見登美彦のベストセラー小説「夜は短し歩けよ乙女」(角川文庫刊)のアニメ映画化が決定し、主人公“先輩”の声を「逃げるは恥だが役に立つ」で人気の星野源が担当することが明らかになった。監督は森見原作の「四畳半神話大系」(2010)、「ピンポン THE ANIMATION」(2014)などのテレビアニメを手掛けた湯浅政明で、監督から直筆の手紙でオファーを受けた星野は「『マインド・ゲーム』を観た12年前のあの日から人知れず湯浅監督作品を敬愛していたわたしは、お断りする選択肢が浮かびませんでした」と即決したという。

 原作は、第20回山本周五郎賞受賞、並びに2007年本屋大賞2位に選ばれ累計売上120万部を超える人気作で、京都を舞台にクラブの後輩である“黒髪の乙女”に思いを寄せる“先輩”のナカメ作戦(なるべく彼女の目にとまる作戦の略)、奇妙な恋の行方を描くファンタジックな物語。

 「星野源さんに主人公を演じていただけたら、絶対に面白い作品になります」という湯浅監督の熱望により星野のアニメーション映画初の声優単独主演が実現したほか、キャラクター原案に森見作品の表紙イラストを手掛けてきた中村佑介、脚本に劇団・ヨーロッパ企画の上田誠、主題歌に ASIAN KUNG-FU GENERATION と「四畳半神話大系」のチームが6年ぶりに集結した。

 公開決定に合わせ、星野源が声を担当する“先輩”がお披露目に。メガネをかけたむっつり顔の青年で、シャツのすそがスウェットパンツから半分はみだしているといういで立ちが印象的だ。特報映像では“先輩”のほか個性豊かな仲間たちや移りゆく京都の四季を背景に歩く“黒髪の乙女”も登場。湯浅監督は「森見先生が構想しながら使わなかったアイディアも実現! 以前読んだ時は気づかなかった、思わぬキャラクターの関係も読み解きました」とアニメ映画ならではの見どころを明かしている。(編集部・石井百合子)

映画『夜は短し歩けよ乙女』は2017年4月7日全国公開