11日、韓国史上初の大統領弾劾案可決につながった事件は国民の心をも傷つけている。写真は韓国の朴槿恵退陣要求デモ。

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2016年12月11日、韓国で「順実症」が検索ホットワードになっている。

台湾・中央通訊社によると、2016年の韓国検索キーワード1位は「崔順実(チェ・スンシル)」となった。韓国史上初となる大統領弾劾案可決の発端となった女性の名前だ。一人の中年女性が、「大統領の親友」という関係を武器に国政に関与していたスキャンダルは全国民の注目の的となった。

また、「順実症」という言葉もホットワードとなった。崔順実事件の衝撃で精神病になりそうだという意味の造語だ。また、日本人作家・村上春樹のベストセラー小説「ノルウェーの森」(韓国語タイトルは「喪失の時代」)にかこつけて、2016年は「順実の時代」だと評する人もいる。若い世代の失業率も高止まりする中、大統領のスキャンダルは国家に対する国民の信頼を失わせ、絶望へと突き落とす事件となった。(翻訳・編集/増田聡太郎)