13日、馬籠宿と妻籠宿を訪れた中国人新婚夫婦が、その恐怖と感動の体験をつづった。写真は馬籠宿。

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2016年12月13日、馬籠宿と妻籠宿を訪れた中国人新婚夫婦が、その恐怖と感動の体験をつづった。

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人が少なく素朴で本来の景色が残っているところが好きな私たち。夫がどうやって見つけたかは分からないけど、日本旅行の計画中に馬籠宿を見つけ、大阪行きをやめて辺鄙な馬籠宿に泊まることにした。森を抜けてずっと歩いて到着した妻籠宿。今振り返ると、忘れられない貴重な経験だった。

貴重な体験の一つが、馬籠宿に到着するまでが大変だったこと。名古屋に着いた時にはすでに午後5時を過ぎていて、それからバスに乗った。秋の日暮れは早く、夜7時に馬籠宿についた時には真っ暗になっていた。しかも馬籠宿という場所は、ときおり暗い街灯があるだけで、頭の中は前に見たことのある日本のホラー映画のシーンで一杯になった。今にもお化けが出てきそうな感じだ。私たち2人はいちいち叫びながらスーツケースを持って上り続け、やっとのことで宿泊する馬籠茶屋に到着した。

次の日の朝、ドアを開けると眼前に広がる景色を見て圧倒された。想像していたよりずっと美しい!。古風な建築物、歴史ある石畳、遠くに見える山々、山を下りて通学する小学生…。まるで日本アニメのシーンのようだ。朝食後、私たちは馬籠宿から妻籠宿までの7.6キロの徒歩の旅を始めた。これが二つ目の驚きの体験だ。道路にはクマ出没注意の標識があり、ヘビやイノシシが出るのではないかと心配しながらも、楽しみながら道を進んだ。

途中の風景は、森、渓流、商店、紅葉、山、田園、神社、民家など非常に素晴らしく、休憩所には温水洗浄便座付きの公衆トイレもあり、道のりはとても便利で大満足だ。途中ですれ違った人は、ほとんどが外国人観光客か日本の高齢者で、みんな笑顔で会釈をし、周囲の環境同様、純粋で素朴な笑顔を見せていた。私たちは新婚夫婦ということで、写真を撮ったりおしゃべりしたりしながら歩き、とても楽しかった。

3時間ほど歩いて、ついに目的地の妻籠宿に到着。そこはとても賑やかで観光客も多く、観光スポットと店も急に増えた。道の両側は江戸時代の建築物が並び、紅葉と柿の木が民家の間に見え、資料館や神社等があった。にぎやかではあるもののうるさくはなく、茶屋も多くはなかった。私たちが行った茶屋では、おばあさんが食事を作り、おじいさんがおしゃべりの相手をしてくれた。私たちがどこから来たかを確かめるために、地球儀を持ってくるほど熱心で、食事も地元の山菜を使っていてとてもおいしかった。

馬籠宿に戻った頃には夕日を迎え、来た道を通ってバスに乗り名古屋へ戻った。感慨深いのは、山を上る時の恐怖と下りる時のゆったりした気持ちとの差がとても大きいことだ。だからここには時間早めに到着した方がいい。夜は本当に恐いから。(翻訳・編集/山中)