日本を訪れる中国人が驚くことの1つに、日本の紙幣の「清潔さ」や「綺麗さ」が挙げられる。中国では使い古されてボロボロになった紙幣や落書きされた紙幣を受け取ることがあるが、日本ではそのような紙幣は回収されるため、あまり見かけることはない。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を訪れる中国人が驚くことの1つに、日本の紙幣の「清潔さ」や「綺麗さ」が挙げられる。中国では使い古されてボロボロになった紙幣や落書きされた紙幣を受け取ることがあるが、日本ではそのような紙幣は回収されるため、あまり見かけることはない。

 中国メディアの今日頭条は12日、日本の紙幣は世界でもっとも清潔であるのに対し、中国の紙幣はアジアでもっとも不潔な紙幣の1つであると主張する一方、「人民元がたとえ不潔で、日本紙幣が清潔だったとしても、結局たどり着く道は1つである」と主張する記事を掲載した。

 記事は、中国では子どもに対して、「紙幣は非常に汚いもの」だと教えるのが普通だと紹介、「できあがった紙幣が自分の手元に来るまでに何人が触ったか分からない」ためであり、人の手には細菌や病原菌が付着しているためというのがその理由だと主張した。

 事実、香港城市大学細菌学研究センターが行った調査では、中国の紙幣は1枚当たりの細菌数が17万8000個に達し、細菌数で見た場合にアジアでもっとも不潔な紙幣であることが判明していることを紹介。また、中国では南方より北方のほうが、夏より冬のほうが汚れやすく、額面が小さい紙幣ほど広く流通している分、汚れもひどいのが現状だと紹介した。

 一方、日本の紙幣は非常に清潔であり、調査では細菌数が少ないことが分かっていると伝えつつ、その理由は日本人が清潔であり、紙幣の回収期間が短いことなどが挙げられると主張した。

 だが記事は、近年は世界的に「電子マネー」などが普及し、現金を持ち歩く必要性が薄れていることを指摘。中国でも支付宝(アリペイ)や微信支付(Wechatウォレット)のような非常に利便性の高い決済サービスが急速に普及しているが、「どうせまもなくキャッシュレス社会が訪れるはずで、実態のなくなる人民元紙幣も日本円紙幣も清潔さにおいて差はなくなる」と主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)