「笑ってはいけない」シリーズ恒例の肝だめしコーナー「驚いてはいけない」で繰り広げられる田中の“ヘタレ”っぷりは「名探偵24時」でも健在!

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「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」(日本テレビ系)が誇る、大みそか恒例の超大型特番「笑ってはいけない」シリーズから、’15年に放送された「絶対に笑ってはいけない名探偵24時」が、ついにブルーレイ&DVDとなって登場! そして、今年の大みそかも新作「絶対に笑ってはいけない科学博士24時!」の放送が決定!! さまざまな笑いのトラップに耐え切れず笑ってしまうとお尻をシバかれる、という“見るは天国、受けるは地獄”の超ドS企画に挑むガキの使いメンバーから、今回はココリコ・田中直樹に直撃インタビューを敢行。毎年のように数々のドッキリを仕掛けられ、さらには必ずタイキックの餌食となってしまう“メンバー随一のビビリ”田中が考える、「笑ってはいけない」シリーズの真の魅力とは?

「タイキックが注目されがちですけど、お尻をたたかれるのもめっちゃイヤ!」と田中。「お仕置き隊はオーディションで選ばれた精鋭。毎年一人、体格のいいヤツがいるんですよ(笑)」

――まず、今回DVD化される「名探偵24時」で一番印象に残っているシーンは?

何と言ってもタイキックですねぇ。メンバー全員で「マリオメーカー」をクリアしろっていう指令から、まさかのタイキック宣告、という流れで。テレビゲームが下手な僕はただ頑張ってプレイしただけなのに…。こんな宣告のされ方があったのか!ってびっくりしました。あのオチはもう、鬼畜の所業というか、もはやオカルトの域ですよね(笑)。

――「名探偵24時」では、タイキックの防御グッズも登場しましたが(笑)。

まぁ、喜んだのはほんの一瞬で、結局は…っていう(笑)。どっちみち避けようがないというね。「名探偵24時」は、「笑ってはいけない」が大みそかに放送されるようになって10年目ということで、けっこう今までのパターンが覆されたんですよ。それでも、僕のタイキックと(月亭)方正さんのビンタだけは絶対に覆されることはないんやなって…分かってはいたけど、やっぱりちょっと悲しかったです(笑)。

――蝶野正洋さんが方正さんに食らわすビンタと、田中さんが何の脈絡もなく受けるタイキックは、このシリーズに欠かせない“お約束”ですからね。

いやいや、そんなお約束なんて必要ないでしょ! もういい加減やめてもらいたいと思ってます。タイキックってね、何ていうか、ものすごく“損”なんですよ。例えば、方正さんのビンタは「バッシーン!」って音が出て、見栄えも派手じゃないですか。だけどタイキックは、音がすっごい地味なんですよ、「ボスッ」くらいの感じで。そのくせ痛さはビンタ並み…というか、後を引く痛さなんです。でも、その痛さは視聴者には全く伝わらない。ほんま、割に合わないんですよ!

――(笑)。では逆に、お気に入りの仕掛けは?

「お料理替え歌」(「褒めて歌って!お料理即興昭和のアイドルソング替え歌」)ですね。特に浜田(雅功)さんのカツ丼の替え歌には完全にハマってもうて、もう何発シバかれたか(笑)。普段の浜田さんからは絶対に出てこない独特の言い回しが面白かったです。「笑ってはいけない」は毎回、お尻をシバかれるつらさと、そのつらさを忘れてつい笑ってしまう楽しさと、そのせめぎ合いの中で収録していくんですけど、楽しさが勝る瞬間が何度もあって(笑)。この替え歌なんかは、まさに楽しさが上回ってしまった企画の一つですね。

――では、これまでの「笑ってはいけない」シリーズ全体を振り返っていただきたいんですけれども。特に印象に残っている出来事は何でしょうか?

相方(遠藤章造)のネタで手前味噌なんですけど、僕は“ダイナマイト四国”が一番気に入ってて。存在そのものが好きなんですよね(笑)。

――遠藤さん扮する覆面レスラー・ダイナマイト四国の初登場は「絶対に笑ってはいけない温泉宿1泊2日の旅in湯河原」(’04年)ですね。浜田さん、方正さん、田中さんの3人が湯河原の駅に着くなり、ダイナマイト四国が登場しました。

そうか、あの回は松本(人志)さんと遠藤が仕掛人だったんですよね。ダイナマイト四国は、昔から遠藤をよく知ってる僕やからこそハマってしまった、というか。いろいろ想像しちゃうんですよね、「あの動き、中学の頃からよくやってたなー」とか(笑)。

―― 一方、’06年の「絶対に笑ってはいけない警察24時」では、田中さんは仕掛人として参加しています。

仕掛人はこの一度だけなんですよね。松本さんと2人で“Wジーパンズ”言うて、「太陽にほえろ!」のジーパン刑事風のおそろいの衣装を着てショートコントをやったんですけど、出番前にネタ合わせをしたのをよく覚えてます。松本さんと2人っきりで、流れを確認したり、決めゼリフを考えたり。めちゃめちゃ緊張したけど、すごく充実感がありましたね。

――普段の収録では、松本さんと2人きりで事前に打ち合わせをすることは…。

ないです、ないです。25歳の頃から「ガキ(の使いやあらへんで!!)」に出させてもらってますけど、松本さんと2人っきりで打ち合わせしたのは、僕が覚えてる限りではこのときだけですね。だから、すごくうれしかったし、欲を言えばもっと長尺のコントもやってみたかったです。

――では、これまでで一番驚いた“笑いの刺客”は?

大地真央さんが林家パー子さんになりきって登場したとき(「絶対に笑ってはいけないホテルマン24時」’09年)は、度肝を抜かれました。宝塚のトップスターが、全身ピンクの衣装で「ハッハー!」言うて…(笑)。あとは、今や「笑ってはいけない」のレギュラーとなっている板尾(創路)さんの強烈な世界観(笑)。

――板尾さんはなぜか毎回、田中さんを強く信頼しているという設定で登場しますよね(笑)。

そうなんですよ、なぜか僕と一緒に遊びに行く約束をしてることになってたり、僕以外の4人に「おまえらも田中と同じ気持ちか?」って聞いてきたり(笑)。僕としては、どう受け止めたらいいのか分からないんですよね。板尾さんとプライベートで親しくさせていただいてるわけでもないのに、「なぜ僕に?」って、毎回不思議な気持ちです。

――(笑)。「絶対に笑ってはいけない高校(ハイスクール)」(’05年)では、田中さんは方正さんのモノマネにもハマってましたよね?

そうそう、「ビートたけしさんが絶対に言わないこと」っていうテーマで、みんなで順番にモノマネさせられたんですけど、方正さんが「ダンカ〜ン、おやすみ〜」とか、「ダンカ〜ン、コロッケ取って〜」とか、いちいち面白くて(笑)。僕はもう「ダンカ〜ン」だけで既に笑ってましたね。今でも思い出すだけで笑うてしまいます。

――また、待機部屋の中でダウンタウンさんが2人きりになるシーンも見どころの一つですね。

僕もファンに戻ってしまう瞬間です。松本さんも浜田さんも、照れ隠しなのか不愛想にしゃべってはりますけど、結局のところイチャイチャしてるじゃないですか(笑)。ああいうお2人を見るのは密かな楽しみですね。長丁場のロケだからこそ見れるシーンなのかもしれません。

――長年共演されてきて、ダウンタウンのお2人が変化してきたなと感じる部分はありますか?

お2人ともよくつまずくようになりましたね、段差のない平らなところでも(笑)。やっぱり、年齢的な部分はどうしても感じてしまいますよね。そもそも、浜田さんの“老い”とか“天然”みたいな部分にスポットを当てた番組って、「ガキ」が先駆けやと思うんです。「笑ってはいけない」でも浜田さんだけが女性用の制服だったりとか(笑)、そういう風に浜田さんをイジるのも「ガキ」にしかできないことやと思いますね。あと、松本さんはいつも浜田さんのことを“天然”呼ばわりしてますけど、松本さんも松本さんで、フタが閉まったペットボトルを飲もうとするなんてこともしょっちゅうあるんですよ(笑)。「フタ閉まってますよ」って言うと、「あ〜、ウソウソ。知っててやってるから」って、しれっとゴマかそうとしてますけど。

――(笑)。年齢的なこと以外は何も変わらない?

そうですね。笑いに対して真剣な方たちだけに、怖いイメージを持っている視聴者の方もいるかもしれませんけど、僕にとっては尊敬できるだけじゃなく、チャーミング…というのもおこがましいんですが、どこかかわいらしい部分もある先輩です。

――「笑ってはいけない」というシリーズが10年以上にわたって人気を博している理由を、田中さんはどう分析しますか?

まず何といっても、次から次へと登場する“笑いの刺客”の顔触れですよね。「あの大御所の役者さんがこんな役で出るの?」って、僕らも毎回びっくりしますから。あとは、次に何が起きるか分からないドキドキ感が味わえるところでしょうか。「笑ってはいけない」の収録って、僕らは詳しいタイムスケジュールを一切教えてもらえないんですね。だから、「次は誰が出てくるんだろう」「次はどんなことやらされるんだろう」ってドキドキしながら収録が進んでいく。そんな僕らのドキドキを、視聴者の皆さんもテレビを見ながら一緒に感じてくれてるんじゃないかなと。言うたら、ドキュメント的な笑い、みたいな。そういう意味では、5人のメンバーが何も仕掛けがないところで意味なく笑わせて足を引っ張り合ったりするのも、ドキュメントっぽい部分だと思いますし(笑)。

――考えてみれば、このシリーズの前身ともいえる「体育館で24時間鬼ごっこ」(’00年)から、“ドキュメント的な笑い”が展開されていましたよね。

そうですね、24時間鬼ごっことか、松本さんの廃旅館(「松本一人ぼっちの廃旅館1泊2日の旅」(’01年)とか、罰ゲームのシリーズがあって、その流れが「笑ってはいけない」っていうシリーズにつながってるんですよね。そういう積み重ねの中で、ドキュメント的な笑いの中に、トークの面白さもあり、コント風に展開するところもあり、さらにドッキリの要素もありっていう、いろんな笑いの要素が詰まったスケールの大きい企画になっていって。そこが長く続いてる秘密かもしれないですね。本来は罰ゲームの企画やから、あんまりこういう言い方はふさわしくないのかもしれませんけど、僕は「笑ってはいけない」という企画に参加できて、芸人として本当に幸せやなと思うんですよ。と言うても、お尻を叩かれるのはほんまに痛いし、長時間の収録はほんまにしんどいんですけどね(笑)。

――では最後に、今年の大みそかに放送される「絶対に笑ってはいけない科学博士24時!」について、お話しできる範囲で見どころを教えてください!

今回も“笑いの刺客”の顔触れに期待していただきたいです。おなじみの蝶野さん、板尾さんも出てきはりますし、今年は人気俳優の方々もたくさん登場しますんで。また、通勤バスのくだりとか、待機部屋の引き出しネタみたいな定番の仕掛けもありますので、そこも楽しみにしていただけたら。スケールアップしている分、僕らも例年以上に頑張ってるんで、応援よろしくお願いします! …まぁ、ダウンタウンさんは例年以上にしんどそうでしたけど(笑)。