社会におけるマナーと深い関係にあるのが、日々の暮らしで発生するさまざまな「音」である。現代の社会ではより静かさが求められており、その欲求は時として伝統的な習慣と衝突を起こす。今その渦中にあるのは、ラーメンやそばを食べるときの「音」かもしれない。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 社会におけるマナーと深い関係にあるのが、日々の暮らしで発生するさまざまな「音」である。現代の社会ではより静かさが求められており、その欲求は時として伝統的な習慣と衝突を起こす。今その渦中にあるのは、ラーメンやそばを食べるときの「音」かもしれない。

 中国メディア・今日頭条は12日、日本に存在する奇妙なマナーについて紹介する記事を掲載した。音に関する日本独特なマナーにもついて取り上げられているが、その1つが「食べるときに音を立てる」点だ。

 記事は、「小さい頃から、他人と食事をする際に騒音を発するのは、最もひどい行為であると教えられてきた」としたうえで、「しかし、日本のラーメンで店は麺をすする音が充満している」と説明。「日本人は、そうすることで料理を楽しんでいることを示すのだ」と解説した。さらに、日本の公衆において音を立てても咎められない行為として「鼻をかむこと」を挙げている。「この行為に対する日本人の寛容度は高い。決してマナーがあるとはみなされないが、仮にやったとしても他人から粗暴だと思われることはない」と説明している。

 その一方で、日本人は特に公共交通機関における「音」について非常にこだわりを持っていると紹介。「日本を訪れたことのある人なら誰しも、100人乗っていても声ひとつ発せられない静かな列車に乗った体験をしているだろう」とした。そして、日本人にとっては「麺を吸ったり鼻をかんだりする時に出る音は必要な音であり、列車やバスで電話する際に出る話し声は不必要な音なのだ。降りてから電話で話せばいいのだから」という認識であることを伝えた。

 公共の場で物音を立てることが憚られるのに、麺を食べたり汁をすすったりするときには大いに音を立てる。客観的に見てみれば、中国人を含む外国人が奇妙に思うのも分かるような気がする。「静かさ」がしばしば強調される日本ゆえ、なおさら食べる時に出される「音」の奇妙さが際立つのだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)