ダイエット商法、ここが間違い!酵素、スムージー…【元アイドル22kgやせへの道】

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<元SDN48・なちゅ【22kgヤセへの道】49話>

 22kg痩せて、リバウンドしたなちゅです。でもやっぱり痩せたい!素晴らしきダイエットに出会うべく始まりましたダイエット対談。

 前回に続いて日本ダイエット健康協会代表理事・古谷暢基先生に聞きました。今回も衝撃の事実が…!

◆酵素ダイエットはありえない

古谷「まずね、酵素ダイエットはインチキだ!」

なちゅ「えー! でもめっちゃ流行ってませんか?」

 体内で物質と物質の化学反応を仲介するのが「酵素」。年を取ると酵素が減って代謝が落ちて太るから、ドリンクや錠剤で飲んで補おう、というのが酵素ダイエットなのですが…。

古谷「あのね、酵素を外から摂り入れても、体内で酵素のまま吸収されることはあり得ないの。消化の過程で跡形もなく分解されて、アミノ酸になっちゃうだけ。これは中学生の理科で習う基本的な事実で、反論のしようがないはずだよ」

なちゅ「えー! 私、意味のないものにお金を払ってたってこと?」

古谷「それ以前に、ドリンクや錠剤にするには加熱加工しないといけないから、その段階で残念ながら酵素は失活(死んで)しています。まあ、生野菜のスムージーで酵素が生きてたとしても、体に吸収はされないから同じなんだけど。

 ちょっと難しめのインチキ理論で、“酵素の一生の生産数が決まっているから、生野菜の酵素を使って消化酵素を使わないようにすれば長生きできる”ともいうけど、じゃあ胃薬の“キャベジン”を飲んだ方がよっぽどいい(笑)。というか、これも全部“トンデモ科学”の代表格です」

なちゅ「衝撃です…発酵酵素は?」

古谷「最近は、発酵していることを『酵素』と呼ぶ商品が出回ってますね(笑)。でも、発酵と酵素は基本的に意味が違う言葉ですから。酵母で発酵した『発酵食品』を食べたからって、体内の酵素が直接増えるわけではない。

 ちなみに、コラーゲン・ヒアルロン酸・コンドロイチン・グルコサミンもすべて、外から摂ってもそのまま体内に吸収されることはありません!酵素と同じで分解されちゃうだけですし、またお肌に塗ってもブロックされるだけです」

◆「1食抜いてスムージー」の落とし穴

なちゅ「じゃあ、流行りの『ファスティング』は?」

古谷「あれも間違ったダイエットのひとつ。ファスティングとカッコ良く言ってるだけで、要は『絶食』することですよね。

 普段、食べ過ぎで疲れを感じているとか肥満の方が、食事量を減らしたり、本当に短期間のスポットで食事を制限するのは、意味があると思います。でも、ダイエットするなら、基本的には食べないとダメです!

 たとえば、朝食や昼食を抜いてスムージーで置き換えした結果、『余計太った! 肌荒れや冷えがひどくなった』なんて人が僕の周りにはたくさんいます。

 なぜかというと、スムージーだけだと咀嚼(噛むこと)しない、消化管もあまり働かない、体温も上がらない。すると、DIT(食べている時にカロリーを使って体に熱が発生すること)が起きない。

 それに消化・分解・代謝の過程で内臓が大量のカロリーを使うので、スムージー的な食事だとそれも減るために、逆に太る原因になるんです」

 ふつうの食事にスムージーをプラスするならよいのでしょうが、置き換えるのは要注意なんですね。

 とはいえ、「3食必ず食べろ」というのもまた違う、と古谷先生。

古谷「食べたくないのに『食べなきゃいけない』のも、あえて『食事を抜く』のも、どっちも不自然。食べたいか? と正直に体と会話することが大事です」

なちゅ「正直に食べまくりたくて、食べまくってます、私」

古谷「それは単に、過激ダイエットの反動じゃないの?」