47都道府県『一番搾り』開発担当の瀬尾瑛峻さん

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“ご当地ブーム”の中、今年5月にキリンビールは、各都道府県の気質に寄り添う47種類のビール『一番搾り』を発売した。

「味、色、香り、アルコール度数が都道府県によって全て違います。種、それぞれに地元愛を注ぎ込みました」と、開発担当の瀬尾瑛峻さん。地域の食に精通する料理研究家、文化や情報に詳しい大学の方など計400人と、各拠点の社員で県民性や気質を探り、ビールの内容を決めた。

「私の出身地・宮崎県は、太陽が照る温暖な気候から、液色は日なたをイメージ。温かくて気のいい宮崎の人たちが、ゆったり楽しめる爽快な味に仕上げました。ソウルフードのチキン南蛮にもぴったり」(瀬尾さん)。

 発売後、地元の風景や料理、友達や家族と共に『一番搾り』を撮った写真をSNSに投稿する人が急増。20代の飲用率は昨年の約2倍に。年間販売目標も約260万ケースと、当初の約2倍に修正。地元でしか買えなかったが、来年はネット販売なども検討中だ。

 では、47種類のうち、特徴的な5種類を紹介しよう。

◆福島県――仲間と語らうときの1本
 気心の知れた仲間と長く語らうをテーマにアルコール度数は4.5%と低め。軽やかな香りで飽きずに飲める。

◆山梨県――フルーツ王国の味
 希少なホップを発酵タンクに漬け込むひと手間かけた製法で、白ぶどうのようなフルーティーな香りを実現。

◆広島県――真っ赤に燃えるカープ色
 赤みを帯びた液色。スポーツ観戦にマッチするスッキリ味。ソース文化に合わせ、カラメル麦芽の甘みが隠し味。

◆高知県――アルコール度数6.5%!
 酒好きの高知人向けにアルコール度数は通常よりも高め。麦のどっしりした旨みが効いたガツンとくる味だ。

◆熊本県――火の国うまかもん!
 液色は火の国をイメージした濃い目の色。1本につき10円が熊本地震の復興支援にあてられるため、唯一、全国で発売中。

※女性セブン2016年12月22日号