ブーツの季節は「アルガンオイル」でむくみとサヨナラ【大人女子のオイル習慣】
むくみは女性に多くみられる症状の一つ。特に冬になるとむくみやすくなる人は多いはず。夕方になるとブーツがきつくなって歩くのも大変、という人に朗報です!
オイルソムリエのAki(あき)さんいわく、「むくみには、毎日スプーン1杯のオイルが効果的」なのだとか。さて、どんなオイルが効くのでしょうか?
「若返りのビタミン」でむくみスッキリ
-むくみに効くオイルがあるって本当ですか?
Akiさん(以後、Aki):はい、ありますよ。特にオススメなのは「アルガンオイル」です。肌に塗る美容オイルとして有名なので聞いたことのある人も多いと思います。
アルガンオイルは「オメガ9系」のオイル。このオイルに含まれている成分には、胃腸のぜん動運動を助ける働きがあります。
-便秘の解消に効果的なんですね。
Aki:はい。そして、それ以上に特質すべきなのは「ビタミンE」の豊富さ。特にビタミンEの一つである「γトコフェロール」はカラダに溜まった余分な水分を体外に排出してくれるため、利尿作用を促し、むくみの改善・予防に繋がるんです。テイスティングして帰られたお客さまから「むくみがとれました!」と、翌日に報告を受けることもしばしば。非常に即効性のあるオイルなんです。
さらに、ビタミンEには強力な抗酸化作用があり、カラダを錆びさせない効果もあります。老化の一因である活性酸素を除去してくれるので、「若返りのビタミン」とも呼ばれているんですよ。オリーブオイルもビタミンEの含有率の高さで知られていますが、アルガンオイルはその2〜4倍と言われています。
100kgで1ℓしか採取できない貴重なオイル
Aki:効果の高い美容オイルとして一躍脚光を浴びたアルガンですが、有効成分が多く味もおいしいので最近では食用としても注目を集め始めています。お客さまの中には「食用のアルガンオイルがあるんですね!」と驚かれる方も多いんですよ。
アルガンツリーはモロッコの、しかもサハラ砂漠にのみに生息する植物。オリーブのような実がなるんですが、その実の「仁」と呼ばれる小指の爪ほどの核の部分を絞って作る、とても希少性の高いオイルなんです。
-効果も高いけど値段も高いことで知られているアルガンオイルには、そういう理由があるんですね。
Aki:100kgの仁から採れるオイルの量はたったの1ℓ。その希少さがわかりますよね。美容液として肌に塗っても、食用として直接カラダに入れても、その効果はバツグンです。
朝の小さじ1杯でむくみを防止
-アルガンオイルはどのように摂取するのが効果的ですか?
Aki:一日中立ちっぱなしだったり、逆に座りっぱなしだったりの人にオススメなのは、朝食にとり入れることです。ヨーグルトでもみそ汁でも毎朝決まって食べるものに加えてみましょう。特にむくみがひどい日には、午後の小腹がすいた頃にもうひとさじ。満足感と同時にむくみも和らぐはずです。ビタミンEは体内で生成できないので、ぜひアルガンオイルから摂取してくださいね。
摂取する上で注意点が一つ。胃腸のぜん動運動や利尿作用があるので、便秘気味の人には効果が期待できますが、逆におなかが弱い人はより便がゆるくなってしまいます。様子をみながら摂取量を調整してください。
Akiさんのオススメレシピは「アルガンオイル×豆腐」
[材料]
豆腐……1/2丁
アルガンオイル……小さじ1
取材協力:一般社団法人 日本オイル美容協会
(塚本佳子)