V3の「モアナと伝説の海」 (C)2016 Disney. All Rights Reserved.

写真拡大

 先週末の全米ボックスオフィスは、前週に引き続き低調な中、ディズニーアニメ「モアナと伝説の海」は約1850万ドルの興収で首位を守り、V3を果たした。

 同作の累計興収は約1億4400万ドルとなったが、北米での最終興収は2億ドル未満になりそうだ。約1690万ドルのオープニング興収で初登場2位となったのは、ジェイソン・ベイトマン、ジェニファー・アニストン、ケイト・マッキノン出演の「Office Christmas Party」。米シカゴのオフィスで大規模なクリスマスパーティーを開催した大人たちの醜態をコミカルに描いたドタバタコメディ。監督は「俺たちフィギュアスケーター」のジョシュ・ゴードン&ウィル・スペック。共演にオリビア・マン、T・J・ミラーら。

 3位は「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」で、累計は2億ドル目前となっている。

 7位には「シングルマン」で長編監督デビューを果たしたファッションデザイナー、トム・フォードの監督第2作「Nocturnal Animals」が拡大公開により圏外16位からランクイン。オースティン・ライト原作の小説「ミステリ原稿」(早川書房刊)をエイミー・アダムス、ジェイク・ギレンホール主演で映画化した心理スリラーで、第73回ベネチア国際映画祭では審査員大賞を受賞した。

 アートギャラリーを営むスーザン(アダムス)に前夫(ギレンホール)から、大学教授が妻子を暴漢に襲われて悲劇的な結末を迎える「Nocturnal Animals(夜行性動物)」というタイトルの小説原稿が送られてくる。スーザンは前夫の真意が何かを考えながら、その「小説」を読み進め、不安に苛まれるというストーリー。キャストはアダムス、ギレンホール以下、マイケル・シャノン、アーロン・テイラー=ジョンソン、ローラ・リニー、アイラ・フィッシャー、アーミー・ハマーら豪華俳優陣が集結。レビューは上々で、フォード(監督・脚本)、テイラー=ジョンソン(助演男優)がそれぞれゴールデン・グローブ賞にノミネートされた。

 8位にも賞レースの注目作「Manchester by the Sea」が圏外11位からランクイン。兄の死をきっかけにボストンから田舎の漁師町に帰郷した孤独な男リーが、兄の遺児パトリックの後見人をしながら、自身の暗い過去と向き合い、人生を再生させる物語。ナショナル・ボード・オブ・レビューはじめ多く賞で受賞しており、アマゾン・スタジオ初のオスカー作品賞ノミネートとなるのは間違いなさそうだ。監督・脚本は「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」(00)のケネス・ロナーガン。キャストは主人公リーにケイシー・アフレックのほかミシェル・ウィリアムズ、カイル・チャンドラー、「ゼロの未来」「とらわれて夏」の新星ルーカス・ヘッジズ。

 その他、ライアン・ゴスリング&エマ・ストーン主演、「セッション」のデイミアン・チャゼル監督のミュージカル「ラ・ラ・ランド」が5サイト限定上映ながら圏外15位につけた。この作品も本年度のオスカー作品賞最有力と目されている。

 今週末は、「スター・ウォーズ」シリーズの外伝「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」(ギャレス・エドワーズ監督)のほか、ウィル・スミス主演のドラマ「素晴らしきかな、人生」も公開となる。