アカデミー賞に期待 - 映画『沈黙 -サイレンス-』より
 - Photo Credit Kerry Brown

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 マーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙 -サイレンス-』やクリント・イーストウッド監督の『ハドソン川の奇跡』が現地時間12日の第74回ゴールデン・グローブ賞ノミネーション発表でまさかの0ノミネートとなり、共に高く評価されてノミネートは確実とみられていたため、海外では驚きをもって大きく報じられている。

 『沈黙 -サイレンス-』は、スコセッシ監督が遠藤周作さんの原作と出会ってから28年かけて実現させた渾身の一作。キリシタン弾圧の嵐が吹き荒れる江戸時代初期の日本へやって来た宣教師(アンドリュー・ガーフィールド)の衝撃の体験を描き、日本人キャストも多数出演している。監督賞ほか、作品賞(ドラマ)、男優賞(ドラマ)などでのノミネートが有力視されていたが、0ノミネートとなった。本命のアカデミー賞でリベンジなるか、期待される。ちなみに、主演のアンドリューはメル・ギブソン監督の戦争ドラマ『ハクソー・リッジ(原題) / Hacksaw Ridge』にも主演しており、こちらの演技で男優賞(ドラマ)にノミネートされた。

 『ハドソン川の奇跡』のイーストウッド監督と主演のトム・ハンクスもハリウッド外国人映画記者協会(ゴールデン・グローブ賞を選定する団体)のお気に入りだが、どちらもノミネートを逃した。監督賞でいえば、男優賞(ドラマ)とのWノミネートが期待されていたデンゼル・ワシントン(『フェンシズ(原題) / Fences』)も男優賞のみのノミネートにとどまった。

 また、アニメーション作品賞では、2016年にアメリカで公開された作品で最大のヒットを記録したディズニー/ピクサーの『ファインディング・ドリー』がまさかの落選。本家ディズニーからは『ズートピア』『モアナと伝説の海』の2作がノミネートされている。

 最多ノミネートは、デイミアン・チャゼル監督のミュージカル『ラ・ラ・ランド』で7部門だった。授賞式は来年1月8日に開催される。(編集部・市川遥)