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島津製作所は12月13日、ノロウイルスによる食中毒予防に有効な拭取り検査用試薬の新製品「ノロウイルス拭取り検査用試薬キット」を発売した。

ノロウイルスの特徴として少量のウイルスによる感染能力の高さが挙げられる。感染者の使用後の便器やドアノブなどに付着したノロウイルスに他者が接触することで感染がさらに拡大していると考えられ、安全体制構築には検便検査だけでなく、環境中のノロウイルス対策を行うことが重要となる。調理器具、調理台、ドアノブや便器など、公的機関や業界団体から具体的な清掃方法が示されているものの、日常的に清掃効果の確認までは行われていない。一部の検査会社により環境中の拭取り検査が行われているが、検査結果を得るまでに2日程度必要となる。

島津製作所が今回発売した「ノロウイルス拭取り検査用試薬キット」は、新開発のウイルス濃縮液などによりノロウイルスを2時間程度で検出することが可能で、受託検査会社での利用が想定されている。

価格(税別)は23万円(使用回数100回)。なお、研究用製品であるため、治療診断目的およびその手続き上での使用はできない。

(神山翔)