映画「君の名は。」は日本国内のみならず、中国においても多くのファンを獲得する大ヒット作になった。同作品は主人公が生活する日常空間がリアルに描写されている点も話題の1つとなった。同作品を見て、日本の日常的な生活感に触れ興味を持った中国の人も少なくないだろう。(イメージ写真提供:123RF)

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 映画「君の名は。」は日本国内のみならず、中国においても多くのファンを獲得する大ヒット作になった。同作品は主人公が生活する日常空間がリアルに描写されている点も話題の1つとなった。同作品を見て、日本の日常的な生活感に触れ興味を持った中国の人も少なくないだろう。

 中国メディア・今日頭条は12日、「畳だけではない、日本式住居のとてつもないデザイン」とする記事を掲載した。記事は、「君の名は。」を始め日本のドラマや映画作品に登場する、爽やかでシンプルな風格をもつ日本的な家の設えが、日に日に注目を集めているとしたうえで、その特徴について紹介している。

 まず、「和式の風格」として、扉の木枠や床板など全体的に線がはっきりとしており、木や竹など最も天然で素朴な素材が用いられていると紹介。基本的に金属は用いず、材料本来の色や形が生かされると説明した。また、部屋全体の印象を左右する壁紙なども淡色系のものを用いるケースが多く、ナチュラルな雰囲気が醸し出されていると伝えた。

 さらに、日本らしい居住空間を演出する大きな要素の1つとして、物の少なさ、シンプルさを挙げた。畳のある和室は夏涼しく冬暖かいうえ、室内に湿気がたまるのを防いでくれると紹介。雑多な物が置かれていないからこそ畳の持つ機能が十分に発揮されることを説明した。寝室となる部屋も、昼間はほとんど物が置かれていないとしている。

 「君の名は。」で田舎町に暮らす主人公・三葉の住む家の風景に、そこはかとないノスタルジーを感じた人は多いはず。日本人が抱く「懐かしさ」は、果たして異なる風土や文化で育ってきた中国の人にも伝わるだろうか。彼らが感じたのは、懐かしさを含んだ美しさではなく、新鮮さを帯びた美しさなのかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)