寧夏夜市近くのロータリー  建物主要構造部の取り壊し始まる/台湾

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(台北 13日 中央社)台北市の人気ナイトマーケット、寧夏夜市の南側、重慶北路と南京西路の交差点に位置するロータリー「建成円環」で、建物の主要構造部の解体工事が12日、始まった。かつては庶民的な飲食店で賑わい、台北の「グルメのランドマーク」とされていたが、近年はテナント問題が続発していた。取り壊し完了後は、緑地広場に生まれ変わる。

建成円環は日本統治時代の1908年に小型の公園として形成され、飲食を扱う露天商が集まるようになった。1943年には台北大空襲のため貯水池にされたが、終戦後の1945年に再び露天が多数出店されるようになり、1954年には当時台北で最大のナイトマーケットに成長。だが、1990年代に発生した2度の大火災により衰退した。馬英九氏が市長を務めていた2002年に飲食施設として建て替えられ、2003年に開幕したものの、設計不良のためにテナントの転出が相次ぎ、2006年に廃業。その後も開業と廃業を繰り返した。

2014年12月にはナイトクラブが入居し、近隣商店から不満が噴出したことを受け、柯文哲市長は2015年4月、今年7月の委託契約満了後に契約更新をしないことを発表。市は座談会などで地域の意見を聞いた上で、取り壊しを決定した。

主要構造部の取り壊しに先立ち、先月24日からは市定古跡に登録されている日本統治時代建設の貯水池の保護やガラスの撤去などの作業が行われた。解体完了には3〜4週間かかるという。

(游凱翔/編集:名切千絵)