ホームレスのために用意された500足の靴下(出典:http://nypdnews.com)

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凶悪犯罪が多い一方で、寛大で実に温かい心を持った人々が多いのもアメリカ。クリスマスも近いこの時期、この国では“どんなことでもいいから、今日も何かひとつ親切な行動をしてみよう”といった博愛の精神による「Random Act of Kindness」というムーブメントが一層活発になる。このほどは寒さがどんどん厳しくなるニューヨークからある話題が伝えられた。

9日午前、地下鉄「ユニオンスクエア駅」を上がったところに積まれたリボン付きの赤いギフトボックス。それと一緒にポーズをとったのはニューヨーク市警鉄道警察局の職員たちで、これから市内のホームレスたちにこの赤いボックスを届けるという。またそのサポートにあたるのは、ホームレスの人々への支援活動を続けてきた非営利団体「BRC/HOPE.HEALTH.HOME.」のボランティアたちである。

市警鉄道警察局のフランク・レンディナさん、マシュー・スパーノさんはメディアの取材に「グランドセントラル駅の地下鉄構内をパトロールしていた際、ロンさんというホームレスの男性と健康状態について少し話をしました。医師から血流促進のために靴下を履くように勧められたけれど、そんなものを買う余裕などないと言うのです」と話す。

今年もついにクリスマスシーズン。「Random Act of Kindness」の精神に従って何かひとつ親切な行動をしてみたいと考える警察官は多いが、彼らはそれを機に『ニューヨークのホームレスの人々に靴下をプレゼントしてみたい』といった強い思いにかられたという。そして、その話を聞きつけたのがご存じ衣料品メーカーの「Hanes」。500足のソックスを提供すると申し出てくれたそうだ。

市警鉄道警察局長のジョゼフ・フォックス氏は、「Hanesさんは大変寛大です。自分が誰かに親切にすれば、その人もほかの誰かに親切な行いをする。こうして温かい親切の輪が広がることを祈っています」と述べている。BRCをはじめとする数々の慈善活動団体や地域のボランティアがニューヨークのホームレスを衣食住のあらゆる面でサポートしているが、大企業が温かい手を差し伸べてくれることには大きな意義があるとしてHanes社に心からの感謝の意を示した。

出典:http://nypdnews.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)