13日、漫画家の江川達也氏が自身のFacebookアカウントで、「日本死ね」は「汚く過激かつ破滅的な言葉」だと批判した。

ことの発端は、1日に発表された「ユーキャン新語・流行語大賞」への「保育園落ちた日本死ね」のトップ10入り。この「保育園落ちた日本死ね」は2月15日にブログ「はてな匿名ダイアリー」に投稿された保育園の抽選に漏れてしまった保護者の不満だった。

この言葉の選出には、賛否両論が寄せられており、10日には審査員を務めた歌人の俵万智氏が自身のTwitterアカウント上で選出理由を「『死ね』が、いい言葉だなんて私も思わない。でも、その毒が、ハチの一刺しのように効いて、待機児童問題の深刻さを投げかけた。世の中を動かした。そこには言葉の力がありました」と述べている。 これに、江川氏は「汚く過激かつ破滅的な言葉が世の中を動かしたかに見えたら評価する」のなら、「言葉はどんどん、汚く過激かつ破滅的な方向に走ってしまわないだろうか」と疑問を呈したのだ。

江川氏は「思ってたようにならなかった誰々死ね」と訴えることで、「世の中に影響があると思い込んだ人が真似始めることになる」といい、さらに昔から「誰々死ね」という子どもが増えて問題になっていたことを挙げる。

さらに「死ね死ねは救いようのない言葉」であり、「存在を否定したら終わってしまう」のだと指摘。「死ねという脅しが有効だとなってしまったかに見える社会は悪い社会」で、「死ね死ねいう言葉を建設的な言葉に変えた方が社会はよくなると思う」と持論を展開した。

最後に江川氏は「死ね死ねより、馬鹿低脳の方が遥かにいい言葉」だといい、「どうしたら馬鹿や低脳から脱却できるかの教育が大事」で、そのためには「教え育てる言葉が大事だ」と投稿を締めくくっている。



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