より良い物を手に入れたい、というのは現代社会において普遍的な観念と言えるかもしれない。そこにはもちろん「合理的な価格で」という言葉も続くのだが、特にわが子のための日用品や食品となると断然価格よりも品質や安全性を重視しようとするのは自然な思考だろう。(イメージ写真提供:123RF)

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 より良い物を手に入れたい、というのは現代社会において普遍的な観念と言えるかもしれない。そこにはもちろん「合理的な価格で」という言葉も続くのだが、特にわが子のための日用品や食品となると断然価格よりも品質や安全性を重視しようとするのは自然な思考だろう。

 中国メディア・捜狐は11日、小さな子を持つ中国人の保護者が、日本から幼児の日用品などを購入し続ける理由について説明した記事を掲載した。記事の筆者には10歳と1歳半の子がおり、毎月日本のアマゾンを利用して下の子の食器やおむつなどの日用品を購入しているという。

 記事は、「火曜日に日本のアマゾンで注文した商品がわずか3日で届いた。そのスピーディーさにはとても驚く」としたうえで、届いた品物を見た上の子が「今日学校で抗日戦争と南京大虐殺について勉強した。妹に日本人の物を与えているのが先生にバレたら、どんなに罵倒されることか」と話したことを紹介。そこで「私はどうして日本から買い物をするのが好きなのか」を改めて考えさせられたとした。

 そして、上の子が小さい頃にプラスチックの棒キャンデーを舐めながら自動車に乗った際、急ブレーキがかかって棒が喉に刺さったというエピソードを紹介。その後、おばが上の子のために買ってきた不二家の棒キャンデーが「すべて紙の棒でできていた。環境にも優しいし子どもの安全もすごく守られている」と感じたと伝えている。

 そのうえで「私は外国かぶれではない。商品選びにおいて、誰が子どもへの快適さや安全性を望まないというのか。価格以外で、商品の差が表れるのはまさに生産者の精神の差。すなわち、われわれの間で提唱されている匠の精神なのだ」と論じた。「ゆえに、日本製品を購入するかどうか、日本のアマゾンのサービスを使うかと愛国はちっとも関係がないのだ」とした。

 記事は最後に「わが子よ、単に私が日本製品を取り寄せてるということだけを見ないで、より深い匠の製品まで理解してくれることを願っている」と結んでいる。

 「海淘」と呼ばれる海外ネットショッピングのブームに乗っているだけの人もたくさんいるかもしれない。しかし一方で、筆者のように切実な体験を踏まえ、子どもの安全のために日本を始めとする外国の製品やサービスを選択する中国の消費者も確かに存在するのである。中国の製造業や販売業者は「愛国心」でごまかすことなく、真剣に消費者ニーズと向き合わなければならない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)