自分で自分をほめれば「がんばり」が続く

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自分で自分を肯定することは、「がんばり」のモチベーションを高め、維持するのに重要なことです。毎朝、「今日がんばること」を決めて、それが実行できたら、簡単なごほうびを自分にあげるのです。そして「いいね!」「できたね!」と言ってみましょう。

自分で自分をほめることで、成長していくことができる

アメリカの心理学者ジョエル・ブロフィー氏の論文に、成績が伸びる子どもたちは、自分で自分に前向きな言葉をかけている傾向があるというものがあります。
たとえば、テストでむずかしい問題が出たときでも「がんばれ、僕ならちゃんと解ける!」というように、自分に話しかけていると言うのです。
つまり、自分で自分を励ましたりほめたりする習慣のある人は、自分で自己肯定感を上げ、どんどん成長していくことができるというわけです。これは「がんばり」を伝えるためにモチベーションを上げるという意味でも、非常に役立つのではないでしょうか。

自分で自分をほめる習慣が見につくと、モチベーションが維持しやすくなる

ほめられるとうれしいものです。「もっと、がんばろう!」とやる気が出たりもします。でも、これを他人に求めてしまうと、ほめられなかったときに「なんでこんなにがんばっているのにひと言もほめてくれないんだ!」とイライラしてしまいます。
本来、他人は自分のことなんてよく見ていないし、わかっていません。そんな他人にほめてもらおうと思うより、日々自分で自分をほめるほうがずっと確実です。
「がんばり」は人に評価されるものではありますが、自分で自分をほめる習慣が身につくと、誰かに左右されることなくモチベーションが維持しやすく、がんばりも多少安定します。そういった意味でもジョエル・ブロフィー氏の論文は理にかなっているといえるのです。

自分にたいするハードルを下げてみよう

とはいえ、自分で自分をほめるのが苦手な方も多いのではないでしょうか。特に、自分に厳しい人ほど、自分をほめるのが苦手だったりします。ただ、「自分をたくさんほめること=自分に甘い」ではありません。
何も大きなことでなくてもかまいません、ほめるのはほんの小さなことでもいいのです。
ほめる習慣を身につけるために、毎朝「今日、自分は何をひとつがんばれば自分をほめられるだろう」と考えてみてはどうでしょうか。そして、ごほうびを用意するのです。たとえば、「今日、苦手でムカつく上司に笑顔であいさつすることができたら夜は甘いものを食べてもいい」といった、些細なことでもいいでしょう。
「そんな、小さなことをほめて、しかもごほうびなんて」と、遠慮する必要は一切ありません。自分に対するハードルを下げて下げて、どんなことでも「いいね!」「できたね!」と思うくせをつける。それによって、自分自身も伸びていきますが、さらに人をほめやすくなるというメリットもあります。

まとめ

 自分で自分をほめるなんて、恥ずかしくってできないわ、と思っているあなた。「がんばり」のモチベーションがアップして、人に左右されず安定しやすくなると聞いては、積極的にトライするしかありませんね。誰にも遠慮は無用、自分自身を思い切ってほめてみましょう!

参考図書『なぜか好かれる人の「わからせる技術」』サンマーク出版 (2016/8/22) 著者:馬場啓介