どこかアメリカンな風合いもある「野武士のグルメ」キービジュアル

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 「孤独のグルメ」の原作者・久住昌之が手掛けた「漫画版 野武士のグルメ」が、ドラマ版「孤独のグルメ」の製作スタッフとNetflixによって実写ドラマ化されることが発表された。定年後の食生活に楽しみを見いだす主人公・香住武(かすみ・たけし)を竹中直人が、香住の理想の存在として彼の心の中に現われる野武士を玉山鉄二が演じる。

 「漫画版 野武士のグルメ」は、久住が原作、土山しげるが作画を担当しているグルメ漫画。定年退職して、時間とお金を自由に使えるようになった香住が、素朴で粗野な“野武士”のように、自分が好きなものを、好きな時に、好きなように食することを決意してさまざまな店で食を楽しむさまが描かれる。香住を見守る妻・香住静子役には鈴木保奈美が決定している。

 原作者の久住は、「定年して楽しそうにしている人が身の回りに多くて、そういう自由な定年後を食事を通じて描くのもいいなと思いました。自分もそうですが、年とってくると、そんなに食べられなくなるので、一食一食を外すと物凄く落ち込む。そういう部分は面白くなるんじゃないかなと思っています」とコメント。また「なんか一杯、飲みながら観て頂けると面白いんじゃないかと思います」とゆる〜いテイストになっていることを明かす。

 その一方で久住の大ファンだったという竹中は「久住さんの作品の映画の企画もいくつか出していたこともあったので、やっとご一緒できるという思いが強いです」と大喜び。「今回、演じる香住は、定年退職したサラリーマンですが、何もすることがないおじさんの役って、初めてじゃないかな。その分身として、現代に野武士が現れるってだけで、もう笑っちゃいますよ。意表をついた楽しい作品になっていると思います」と語っている。

 そして野武士役の玉山は、海外配信への意識が強いよう。「日本のグルメドラマにプラスして、野武士が、現代の環境の中にいきなり現れる奇妙なシュールさがある。それが世界の人にはどう見えるのか、すごく冒険的だし、どういう結果が出るのか楽しみです」とのこと。もちろん世界大手のオンラインストリーミングサービスであるNetflixもそこを考えているようで、キービジュアルの撮影には総勢40人のアメリカ人スタッフが来日し、アメリカ本国のNetflix主導の下、大掛かりなスチール撮影が行われたという。(編集部・井本早紀)

オリジナルドラマ「野武士のグルメ」は2017年3月17日よりNetflixで世界190か国同時ストリーミングを開始