12日、韓国政府は、国内で感染が広がる鳥インフルエンザのさらなる被害拡大を防ぐため、13日から2日間、全土での移動中止命令を出す方針を明らかにした。資料写真。

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2016年12月12日、韓国・ソウル経済などによると、韓国で感染が広がる鳥インフルエンザのさらなる感染拡大を防ぐため、韓国政府が13日から2日間、全土での移動中止命令を出す方針を明らかにした。

朴槿恵(パク・クネ)大統領の職務停止により大統領の職務を代行する黄教安(ファン・ギョアン)首相は12日、関係閣僚会議で、全国の農場などに移動制限を命じるとともに一斉消毒を実施するよう指示した。これを受け農林畜産食品部は13日午前0時からの48時間、全国の家禽(かきん)類関連従事者・車両などを対象に移動中止命令を出す方針だ。

先月16日、南西部、全羅南道海南の農場で最初に鳥インフルエンザが疑われるとの通報があって以降、一時的な移動中止命令はこれで3度目となる。12日午前0時現在、韓国で殺処分予定またはすでに殺処分・埋め立てられた家禽類は1040万羽に上る。また被害は慶尚南・北道と済州島を除く全国6道・23の市と郡に広がっており、127の農場・養鶏場で高病原性H5N6型ウイルスが検出されている。このままの勢いで被害が広がれば、1400万羽が殺処分され史上最悪の鳥インフルエンザ被害となった14年を超える可能性が高い。

韓国のネットユーザーからは政府の方針について「よし、いっちょ防いでみるか」「黄教安がずいぶん軽快な動きをみせたね」「防疫のためならいいことだよ」「黄教安は朴槿恵よりうまく仕事をやってるみたい」など支持する声が一定程度寄せられてはいる。

しかし弾劾された朴大統領への反発は黄首相への反発となっても表れており、「どの口が命令を?」「何これ?戒厳令?」「黙ってて」「素直に受け止められないこの感じは何なんだろう?」「なぜこんな人に指図されなきゃいけないんだ?」「おいおい今ごろかよ?もう手遅れとは思わないのか?」といった反応も目立つ。

さらにこうした反応を受けて、「やらなきゃ文句、やっても文句、それなら自分たちでやったらどうだ?」と反発の声をたしなめるコメントも寄せられた。(翻訳・編集/吉金)