マセラティは、12月5日にトリノ市にある同社の工場「アッヴォカート・ジョヴァンニ・アニェッリ(AGAP)」における通算生産台数が10万台に達し、記念セレモニーを実施したと発表した。記念すべきラインオフ10万台目となったのは、ホワイトボディのクアトロポルテ(2017年モデル)で、この個体は中国に向けて輸出されるという。

FCAグループのCOOで、欧州・中東・アフリカ市場を統括するアルフレッド・アルタヴィラは、この工場がマセラティの生産部門においてだけでなく、FCAグループ全体においても中心的な役割を果たす拠点になったと従業員を称え、次のように続けた。

 

「この数年間におけるマセラティブランドの目覚ましい成長は、世界のプレミアムブランド市場でもっとも注目される成果のひとつです。AGAPで生産された、6代目のクアトロポルテが歴代シリーズを通してもっとも販売台数を伸ばし、また、この工場におけるギブリの生産台数が通算で約7万台に達しているという事実から、この3年余りの間にマセラティがかつてない成功を手にしていることがわかります」。

 

「さらにレヴァンテによってSUVセグメントへの参入を果たしたマセラティは、“マセラティスピリット”をレヴァンテの生産拠点であるミラフィオーリ工場にまで浸透させました。これはここAGAPで働く従業員の大部分がレヴァンテの生産開始時や増産体制移行時に、ミラフィオーリ工場に出向いて仲間たちにクラフトマンとしての心配りや細部にいたるまでの配慮を指導したからにほかなりません」。

 

2013年1月に稼働を開始した同工場は、マセラティのセダンモデルであるギブリとクアトロポルテの生産を担う。マセラティは、ミラフィオーリ工場(レヴァンテを生産)や、本拠地モデナのヴィアーレ・チーノ・メノッティ工場(グラントゥーリズモやグランカブリオを生産)を含む3つの生産拠点を有している。

 

ちなみに、アッヴォカート・ジョヴァンニ・アニェッリ工場のネーミングは、フィアットの元名誉会長の名前に由来しているとこのことだ。