11日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストはこのほど、中国南西部の四川省成都市で市民の呼び掛けにより計画されていた大気汚染に抗議するデモ活動が、始まる前に当局により阻止されたと伝えた。資料写真。

写真拡大

2016年12月11日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストはこのほど、中国南西部の四川省成都市で市民の呼び掛けにより計画されていた大気汚染に抗議するデモ活動が、始まる前に当局により阻止されたと伝えた。米ボイス・オブ・アメリカの中国語ニュースサイトが伝えた。

大気汚染が悪化する四川省の省都・成都市でこのほど、市の交通とビジネスの中心地である天府広場で抗議活動を行う呼び掛けがソーシャルメディア上に多数書き込まれた。だが中国版ツイッター・微博(ウェイボー)への書き込みはすぐに削除された。ウェイボーの運営者は「そうした投稿はデマだ」とする声明を発表している。

市民らによると、現地の警察は10日、天府広場へ向かう主要な道路を封鎖し、車や歩行者の通過を許可しなかった。近くの警察署の職員は広場の封鎖を認めたが、理由について述べることを拒否し、「上司の命令に応じて調整された行動であり、2、3日続く可能性がある」とだけ答えている。

成都市は3日、4段階ある大気汚染警報のうち上から3番目に悪い「黄色警報」を発令し、こうした状況は1週間程度続くと警告した。成都双流国際空港は4日、スモッグの影響で10時間閉鎖され100を超える便で運行が取りやめとなった。8日には再び、116便が欠航している。

多くの市民の怒りの矛先は、成都市中心部から約40キロ離れた彭州の石油化学プロジェクトに向けられている。同工場は2013年の建設時に、市民からの激しい反対運動を受けていた。(翻訳・編集/柳川)