11日、中国当局はこのほど、汚職の嫌疑がかけられ海外に逃亡した官僚約2500人を強制的に帰国させたことを明らかにした。写真は11月16日、北京空港に到着した指名手配リストトップの元政府高官・楊秀珠。

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2016年12月9日、スペイン通信(EFE)によると、中国共産党中央紀律検査委員会は9日、汚職の嫌疑がかけられ海外に逃亡した官僚約2500人を強制的に帰国させたことを明らかにした。11日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

同委員会によると、2014年以降、中国政府は70余りの国や地域に逃亡した汚職官僚2442人の行方を突き止め、帰国させた。国家レベルの職員397人が含まれ、不正に得ていた資産も総額85億元(1400億円)押収したという。

中央紀律検査委員国際合作局の劉建超(リウ・ジエンチャオ)局長は、海外の汚職取り締まり機関と協力して活動していると述べた。逃亡者のリストもすでに作成済みで、市民からの通報システムも構築されていることを明らかにし、「どこまで逃げても徹底的に追跡する」と強調した。

しかし、容疑者を追跡し、帰国させるのは容易ではない。ロイターによると、中国政府は違法な海外送金や出国に対しさらに厳しい対応をとっている。貿易会社を通じた違法な送金や地下送金ルートの摘発を強化し、逃亡した容疑者を捕らえるネットワークを設けるなどの対策を講じたという。(翻訳・編集/岡田)