人口2500万の北朝鮮で、市場での仕事に従事している人が110万人にのぼるという調査結果が発表された。韓国の聯合ニュースが報じた。

韓国・統一研究院のホン・ミン副研究委員ら4人は、Google Earthの衛星写真の分析や、脱北者への聞き取り調査を通して、北朝鮮全域の市場の分布や運営の実態について研究を行ってきた。

今回、研究結果を統一研究院が開催した「北朝鮮全国公式市場現況と社会の変化」をテーマにした学術会議で、発表した。

発表によると、北朝鮮には当局の許可を得たものだけでも404ヶ所の市場が存在する。

地域別には平安南道(ピョンアンナムド)が65ヶ所でもっと多い。首都・平壌を取り囲む地域で、人口も400万人で全国の道の中で最も多く、流通の拠点として知られている。

以下、平安北道(ピョンアンブクト、51ヶ所)、咸鏡南道(ハムギョンナムド、48ヶ所)、咸鏡北道(ハムギョンブクト、46ヶ所)、黄海道(ファンヘド、34ヶ所)、江原道(カンウォンド、29ヶ所)、慈江道(チャガンド、24ヶ所)、両江道(リャンガンド、18ヶ所)の順だ。

市場の規模は様々だが、韓国・ソウルの東大門市場(1万4437平米)より大きい市場は、清津(チョンジン)の水南(スナム)市場、平壌の統一通り市場など9ヶ所に達した。

一方、市場1ヶ所あたりの人口は、平均5万6669人にのぼり、人口比で市場が最も多い南浦(ナムポ)市では、市場1ヶ所あたりの人口は1万7467人に達した。

研究者たちは、市場の面積を平均的な売台(ワゴン)の面積で割る計算で、商人や管理人など市場に何らかの形で関わっている人は、109万9000人に達すると推測した。

北朝鮮当局が、市場の商人から徴収する使用料も膨大な額に達することがわかった。

統一研究院のチャ・ムンソク教授は、北朝鮮当局が1日に得る市場使用料は、14億4855万北朝鮮ウォン(約1738万円)から18億4771万ウォン(約2217万円)に達すると明らかにした。