現在41歳! 夢を追い続けるギャレス・エドワーズ監督

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 映画『スター・ウォーズ』シリーズ最新作『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の公開が今月16日に迫ったギャレス・エドワーズ監督が、自らのサクセスストーリーを振り返りながら、その信念と『ローグ・ワン』に込めた思いを語った。

 2011年に発表した総製作費およそ20万ドル(約2,200万円・1ドル110円計算)と語る低予算映画『モンスターズ/地球外生命体』が絶賛され、ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』の監督に大抜擢。同作も成功させ『スター・ウォーズ』最新作の監督に選ばれたエドワーズ監督。「『モンスターズ』はたった5人のクルーでバンに乗って移動しながら撮った映画です。当時は、『これをきっかけにテレビシリーズの監督オファーでもあれば、やったかいがあるな』なんて話をしていました。あのとき誰かに、お前は6年後に『スター・ウォーズ』の監督になるぞ! なんて言われても、絶対信じなかったでしょう」と振り返る。

 一方、10歳から映画監督を夢見ていたというエドワーズ監督は、成功の渦中にあっても「子供のころ、『こんな映画を作りたい』と思っていた自分を見失いたくはないですね」と告白。「映画監督であれば、自分のスタイルを貫きたいと思うのは当然です。そうしないのであれば、映画作りをする意味がない」と信念を明かす。「そのためにはこの状況に“慣れない”ことが大事ですね。来日して5つ星ホテルに泊まって、サインを求められるなんて世界は、すぐにも消えてしまうかもしれませんから」。

 その信念は、ダース・ベイダー率いる帝国軍を相手に決死のミッションに挑む主人公たちを描く『ローグ・ワン』にもしっかり反映されているようだ。「(シリーズの生みの親)ジョージ・ルーカスの一番偉大な功績は、リスクを冒して、成功が保証されていない『スター・ウォーズ』を作ったということ。現在では、『スター・ウォーズ』といえば成功が約束された部分がありますが、だからこそ私は、リスクをとってでも新しいものを作ろうと思ったんです」と語る。「一生に一度しかこんなチャンスはない! と思える撮影ができました。観てもらえば、それがどのシーンかきっとわかります。ただ一つのシーンに注目するだけではなく、2時間の旅をしてもらいたい。最後には、かつて『スター・ウォーズ』のオープニングクロールが流れて鳥肌が立った、あのときの感覚を思いだしてもらえるはずです」。

 ちなみに『シン・ゴジラ』は『ローグ・ワン』で忙しく未見。「まるでハラキリをしている気持ちです!」と笑うエドワーズ監督だが、「けど、『ローグ・ワン』のおかげでまたいろんなチャンスが生まれて、さらに自分のやりたいことができると思います。ここが私のピークだと思う人もいるかもしれませんが、それは違いますよ。これからもっとすごいことができるかもしれないと思うと、本当にうれしいですね」と希望に満ちた表情で語った。(編集部・入倉功一)

映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は12月16日より全国公開