製糖工場、操業始まる  来春までに2万トン強生産/台湾・雲林

写真拡大

(台北 11日 中央社)台湾糖業虎尾製糖工場(雲林県)の操業が9日から始まった。来年3月中旬まで約2万1600トンの砂糖が生産される見通し。

同工場は日本統治時代に創業。かつては全国に30カ所以上あった製糖工場だが、原料となるサトウキビの栽培コスト高騰を受けて生産量が減少し、現在も残るのは今月中〜下旬に操業が始まる善化工場(台南市)とここだけになった。

一時は各地に路線が張り巡らされたサトウキビを運ぶ軽便鉄道が唯一現役なのも同工場の特徴。この日も、汽笛を鳴らしながらゆっくりと敷地内に滑り込んだ。

同工場で生産される砂糖は、風味や口当たり、品質がよいとされる。世界的に価格が上昇傾向にある中で、国産品は物価の安定にも寄与すると関係者は話している。

(黄麗芸/編集:齊藤啓介)