ハリウッド大通りに実物大Xウィングが登場!

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 現地時間12月10日、映画『スター・ウォーズ』シリーズ初のスピンオフ作品『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(12月16日全国公開)のワールドプレミアが米ロサンゼルスのハリウッドで開催され、大勢の『スター・ウォーズ』ファンの熱気がハリウッドを包んだ。

 ちょうど1年前、シリーズ最高の大ヒットを記録した『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のワールドプレミアは、アカデミー賞授賞式会場として知られるドルビーシアター周辺で行われたが、今回の会場は、かつてのアカデミー賞会場で、現在は主に舞台で使用されるパンテージシアター(1949年〜1959年)。「なぜ?」と思いながら会場に到着すると、劇場の前には、ハリウッド大通りを完全に遮断するように、実物大のX-ウイングが設置されているではないか。もしハリウッドのど真ん中にあるドルビーシアター前にこれだけ大掛かりな仕掛けを施そうとすれば、ハードルはとてつもなく高くなっていたはずだ。それだけに、その豪華さは『フォースの覚醒』をしのぐといっても過言ではなく、過去この地で行われたプレミアとしても過去最高の規模と言っていいだろう。

 セキュリティーもアカデミー賞授賞式以上の厳しさ。駐車場から会場まで数ブロック移動するのに、空港に設置されているようなセキュリティゲートを3つも通過しなくてはならなかった。会場周辺は予想通り多くの『スター・ウォーズ』ファンで埋め尽くされ、特設された観客席には、ルーカスフィルム公認の世界的なコスチューム団体、第501軍団を筆頭に信者たちがずらり。レッドカーペット上は、まるでロックコンサートに来たのかと思うような熱気に包まれていた。 

 レッドカーペットには、フェリシティ・ジョーンズ、ディエゴ・ルナ、ドニー・イェン、マッツ・ミケルセンら主要キャストたち、ギャレス・エドワーズ監督、プロデューサーのキャスリーン・ケネディはもちろん、アンソニー・ダニエルズ(C-3PO)、ピーター・メイヒュー(チューバッカ役)、脚本家のローレンス・カスダン、アニメ「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」総監督のデイブ・フィローニなどSWファミリーの面々も登場。ゲストとして、『アベンジャーズ』のジョス・ウェドン監督、マーベル映画の最高責任者ケヴィン・ファイギ、さらにケヴィン・スミス監督、クリスチャン・ベイルなどが姿を現し、今年最後にして最大の話題作らしい華やかなプレミアとなった。

 先日世界に先駆けて来日していた主人公ジン役のフェリシティは「『スター・ウォーズ』愛と情熱にあふれた作品なの」と本作の魅力をアピール。さらに、ギャレス監督と共に、本作の重要なテーマでもある「希望は、死なない」というメッセージを日本語で披露してみせた。

 肝心の本編だが、レイヤ姫がR2-D2に託したデス・スターの設計図を反乱軍がいかに入手したかを描く本作は、『スター・ウォーズ エピソードIII/シスの復讐』(2005)と『スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望』(1977)の間を見事に埋めたと言っていいだろう。全編にわたって、なぜ人々が『スター・ウォーズ』に夢中になったのかを思い出させてくれる驚きとアドベンチャーにあふれ、往年のファンにはたまらない展開が起こる度に、劇場内には歓声が響く。ただ上映中、やはり一番盛り上がったのはダース・ベイダーの登場シーン。ベイダーをこれほどカッコ良く描いた『スター・ウォーズ』作品は、これまでなかったのではないだろうか。

 アメリカ国内における公開初日のチケット売り上げは、すでに『フォースの覚醒』に次ぐ歴代2位の売り上げを記録している『ローグ・ワン』。『ファインディング・ドリー』を抜いて、アメリカ国内における今年ナンバーワンの成績となるか、『フォースの覚醒』の大記録にどこまで迫るか、12月16日の公開が大いに楽しみだ。(細谷)