「Scientific Reports」に8日掲載された研究によると、科学者は野生のジャイアントパンダの群れが長期的な生存に必要とする、生息地の最小面積には114.7平方キロメートルが必要なことを導き出した。資料写真。

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オープンアクセスジャーナル「Scientific Reports」に8日掲載された研究によると、科学者は野生のジャイアントパンダの群れが長期的な生存に必要とする、生息地の最小面積には114.7平方キロメートルが必要なことを導き出した。光明日報が伝えた。

中国科学院成都生物研究所の戴強副研究員、西華師範大学生命科学学院の楊志松准教授、張沢鈞研究員らが、パンダの分布場所(糞、食料を探した痕跡を含む)を利用し、四川省五大山脈のパンダの長期生存に必要な最小面積を、114万7000平方キロメートルとした。楊氏は「これはこの面積を下回れば、パンダの群れが長期的に生存するのが難しいという意味だ」と説明した。

野生のジャイアントパンダは、中国の華南・華東、ミャンマーとベトナムの北部に分布していた。自然災害と人類活動の増加により、野生のパンダの群れはチベット高原東側の、互いに切り離された6つの山系に分布するのみとなっている。うち四川省のパンダの数は、野生のパンダの数の74%以上を占める。楊氏によると、現在の生息地の面積は10年前よりやや増加しているが、小相嶺山系のみ数が減少しており、生息地の分散化が依然として厳しい状況となっている。

対策として、生息地の「孤島」に通路を設けることで、分散化の影響を弱めることができる。しかし研究者は、分散化が最も深刻なエリアでも、生息地の面積を拡大することで、群れの交流を促進する必要があると提案している。(提供/人民網日本語版・編集YF)