7日、韓国・朝鮮日報によると、韓国南西部、慶尚北道の浦項市が1500億ウォン(約147億円)をかけ進めている高さ300メートルの鉄塔「浦項エッフェル塔」建設計画に賛否の声が巻き起こっている。写真は東京タワー。

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2016年12月7日、韓国・朝鮮日報によると、韓国南西部、慶尚北道の浦項市が1500億ウォン(約147億円)をかけ進めている高さ300メートルの鉄塔「浦項エッフェル塔」建設計画に賛否の声が巻き起こっている。

浦項市は今年10月、高さ333メートルの東京タワー、フランス・パリのエッフェル塔(324メートル)、中国のマカオタワー(338メートル)に匹敵する高さの鉄鋼タワーを、市政70年となる19年までに建設する計画を明らかにした。市議の一人は塔について、鉄鋼の街・浦項のランドマークとして「観光客誘致や地域経済の活性化に役立つ」と自信をみせるが、東京やパリのような国際都市でもない人口53万人の地方都市での巨大タワー建設は「非現実的」とする意見もある。市民のイムさんは「(計画通り)民間投資で完成したとしても、運営・管理には結局税金が使われる」と不満を語った。

記事によると、韓国では地域の特産品やイメージを具現化し造形物を設置する自治体が増えており、その数は全国2500を超える。投じられた予算は合計で4000億ウォン(約390億円)に上るが、本来の目的から外れ、街の景観まで損なってしまった失敗例も少なくない。釜山の地下鉄駅出口に作られたアーチ形のモニュメントには頭をぶつける人が続出しやむなく移設、09年に泰安郡の海岸に描かれた巨大壁画は色あせたまま放置されている。槐山郡で作られた重さ43.5トンもの巨大釜ではいざ炊飯を試みるも失敗、醴泉郡は道庁誘致記念で山に3層の楼閣を建てたが予算の浪費と批判された。

こうした状況に専門家は「地域住民の合意を優先するため制度的装置を整える必要がある」と指摘、ネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられている。

「いくら懐に入れるつもりだ?」
「浦項は地震が起きた蔚山に近い。すごく心配」
「タワーがないから観光客が来ないとでも?」

「浦項市民です。頼むからやめて。今でも似たような物は多いけど見に来る人はいないよ」
「あー税金払うのが嫌になる」
「作ったら浦項には行かないぞ」

「税金を大事に使ってくれ。国の借金はもう危険レベルだ」
「浦項ってパリみたいな歴史的な街だっけ?」
「金を使うところがなくておかしくなった?」(翻訳・編集/吉金)