欧米に毎月6000万円相当の覚せい剤を輸出していたとして、中国武漢の大学の准教授に6日、有罪判決が下った。(Dimitris Kalogeropoylos/flickr)

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 欧米に毎月6000万円相当の覚せい剤を輸出していたとして、昨年逮捕された中国武漢の大学の准教授に6日、有罪判決が下った。

 英紙「TIME」によると、科学者であるチャン被告(46)は、MDMAに似た効果があるというメセドリン、そして米国で「5ドルの凶器」と呼ばれ、安価で手に入りやすい危険ドラッグ・フラッカを含む32kgもの覚せい剤を、欧米に売っていた。検察によると、実際に製造した量はその10倍とみている。

 裁判では、チャン被告と2人の共犯者は、これらの違法薬物を製造、輸送、密輸、販売していたことを認めた。しかし、一連の行為は、金銭的利益を得るよりも「研究目的のため」と主張し、減刑を求めた。

  伝えられるところによると、チャン被告が違法薬剤を製造するきっかけは、オーストラリアへの研修旅行だ。現地で、覚せい剤には高い需要があるものの、入手しにくいものだということを知ったという。

 帰国後、チャン被告は、武漢江夏区の工業団地内で800平方メートルの敷地を借りて、薬物を製造していた。欧米への国際送金には「ウエスタンユニオン」や「ビットコイン」を利用していたという。

 警察当局は昨年、チャン被告の研究室を捜索したところ、薬物を発見し、逮捕した。

(翻訳編集・佐渡 道世)