総統府前で同性婚支持の音楽イベント  20万人参加か/台湾

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(台北 10日 中央社)同性婚を合法化する法改正をめぐる議論が立法院(国会)で行われている台湾。台北市の総統府前では世界人権デーの10日、賛成派の団体による音楽イベントが午後3時から開かれている。23組のアーティストが出演予定で、参加者は主催者発表で20万人に上っている。

イベントには、与党・民進党の徐佳青副秘書長(副幹事長)も登場し、「民進党が同性婚を支持する立場は変わらない」とエールを送った。改正案を提出した同党の尤美女氏や野党・時代力量の黄国昌氏、林昶佐氏ら賛成派の立法委員(国会議員)が駆けつけたほか、グーグル台湾の代表など企業関係者も支持を表明した。

また、参加者の中には、約6年前から台湾に留学している中国大陸・北京出身の女性の姿も見られた。これまで長い間沈黙を守ってきたが、同性婚をめぐる議論の盛り上がりを受け、台湾人の彼女とともに合法化を訴えるパレードやデモに参加するようになったという。

同性婚合法化を目指す運動には、性別だけでなく人権、民主主義、自由というテーマも含まれていると語ったこの女性は、中国大陸では同性婚について「誰も話そうとせず、聞こうとしない」と嘆く一方、台湾で同性婚が認められるのを自分の目で見てみたいと述べた。

イベント会場にも近い立法院の外では同日、反対派の団体が記者会見を開き、法案の撤回や、国民投票の実施などを求めた。

このほか、中部・台中市では、同性婚への支持を表明するため、市が新庁舎など3カ所で性的少数者(LGBT)の象徴である「レインボーフラッグ」を掲げた。同市では昨年10月から同性カップルの関係を認めるパートナー登録の受付が始まっている。

(余暁涵、陳至中、繆宗翰、劉冠廷、廖壬楷/編集:杉野浩司)