がんばってもなかなか痩せない…とは多くの方が持つ悩みでしょう。それほど食べていないし、ほどほどに運動もしているはずなんだけれど…。ダイエットのためには食事療法と運動療法のどちらとも必須ですが、それだけでは不十分なんです。太りやすくなるのにはある理由があります。実は自律神経の働きが鍵を握っていたのです。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、この二つは真逆の働きをし、交互に作用していきます。日中は交感神経が体を活発にさせて、夜になると副交感神経が体の動きを穏やかにして休ませる、というようにです。今注目されているのは交感神経の働きです。交感神経が働くということは体の代謝が上がること、つまり交感神経の働きが悪くなると基礎代謝が落ちて、脂肪がつきやすくなるのです。

痩せたいなら鍵は交感神経

肥満になりやすいかどうか、自律神経の働きが大きく関わっていることに注目が集まっています。自律神経の働きとは、私たちが無意識のうちに、自動で内臓機能をコントロールし生命維持を行うことです。例えば呼吸や脈拍、体温の調整などは自律神経の働きによるものす。

モナリザ症候群とは?

交感神経の働きが悪くなっていることを「モナリザ症候群」と言うようになったのは、1991年にアメリカの学者が提唱したのがきっかけです。モナリザというのは「Most Obesity Known Are Low In Sympathetic Activity」の頭文字を取ったもので、「大多数の肥満者は交感神経の働きが低下している」と発表したのです。

交感神経は体を活動的にするためにエネルギーを必要とし、そのために体の基礎代謝を上げて、蓄えられた脂肪を分解し消費するよう促します。交感神経の働きによる1日のエネルギー消費は多いのです。交感神経が衰えてしまうと目に見えて太りやすくなってしまいます。

自律神経を整える方法

10〜20代の頃は食事制限をすればすぐに痩せるのに、加齢とともに痩せにくくなるのを実感することも多いでしょう。それは加齢により、交感神経の働きが悪くなることと関係しています。しかし最近では年齢に関係なく、若い世代でも自律神経に狂いが生じやすくなっています。
というのも夜更かして常に光にさらされている状態で、また食事などの生活習慣が乱れやすく、それが自律神経に影響を与えるからです。

自律神経は、自らの意思によって調節できないことを、頭に入れておかなければなりません。自律神経の働きは体のリズムに合わせて、自動的に行われていくものです。だから生活が乱れれば、自然と自律神経も狂い始めてしまいます。

自律神経を整えるためには、日常生活を見直すことが欠かせません。食事、睡眠、運動、休息などの基本的習慣を規則正しく行なうことが、自律神経に作用し、それが交感神経の活性化につながっていきます。

最近痩せにくくなったという方は、毎日の生活を見直してみてくださいね。


writer:Akina