開館式に臨む鄭麗君・文化部長(左から2人目)

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(台北 10日 中央社)世界人権デーの10日、台湾初の慰安婦記念館が台北市内にオープンした。開館式には台湾の元慰安婦のほか、鄭麗君・文化部長(文化相)も出席し、人権が傷つけられた歴史を無視したり忘れてはならないと強調した。同部は記念館に対して補助金を出している。

「阿マ(おばあちゃん)の家 平和と女性人権館」と名付けられた記念館の設置は、台湾の元慰安婦を支援する人権団体「婦女救援基金会」が企画。同会の黄淑玲董事長は、同館を通じて台湾の若い世代に史実を知らせたいと語った。

日本人観光客も多く訪れる台北市の問屋街「迪化街」にオープンした同館の館内には、元慰安婦に関する展示スペースのほか、カフェなども設けられている。展示物の説明文には中国語だけでなく、英語や日本語、韓国語も併記されているという。

11日からは開館記念イベントとして、同記念館の康淑華館長や「女たちの戦争と平和資料館」(東京都)の渡辺美奈事務局長、上海師範大学「中国慰安婦問題研究センター」の蘇智良主任ら、台湾、日本、韓国、中国大陸の関係者による講演などが行われる予定。

慰安婦問題に積極的に関わってきた馬英九氏は、総統在任中の3月8日の国際女性デーに行われた看板除幕式だけでなく、退任後の今月3日に開催されたチャリティーイベントにも出席している。

(李宇政/編集:杉野浩司)