世界人権デー関連イベントに出席する蔡英文総統(左)

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(台北 10日 中央社)蔡英文総統は世界人権デーの10日、国民党政権による市民らへの不当逮捕や言論弾圧「白色テロ」について、真相解明のため今後3年以内に調査報告書を完成させると述べた。

蔡総統はこの日、世界人権デーに合わせて景美人権文化園区(新北市)で開かれたイベントに出席し、加害者と被害者の和解は真相という基礎の上に行われなければならないと強調。国家発展委員会档案管理局に公文書に対する調査を指示したことを明らかにした。資料のデジタル化なども計画されているという。

国民党政権は戦後間もない1947年の「2・28事件」発生後、戒厳令を発令。1987年に蒋経国総統(当時)が解除するまで、言論統制や憲兵らによる厳しい取り締まりが行われ、多くの市民が投獄、処刑された。

蔡総統が訪れた景美人権文化園区は、当時取り締まりの対象となった人々の拘置や起訴、裁判、刑の執行が行われていた場所で、現在は白色テロに関する資料の収集、保存などを担う施設となっている。

(唐佩君/編集:杉野浩司)