6日、東京の初雪を目にした中国北京の女子大学生が、その時の体験を旅日記につづっている。資料写真。

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2016年12月6日、東京の初雪を目にした中国北京の女子大学生が、その時の体験を旅日記につづっている。

中国の一部の大学生に対して日本が観光ビザの手続きを簡素化すると知ったのは9月のことだった。急いで申し込みに行った私が用意したのは申請表に身分証明書と戸口簿のコピー、学籍証明書、在学証明書といった書類。資産証明は不要で、書類準備は本当に楽だった。

私たちは東京に行くのに羽田着の航空便を選んだ。なぜなら羽田は宿泊先の池袋から比較的近い場所にあるからだ。泊まるところを探すためにAgoda(アゴダ)、Booking.com(ブッキングドットコム)、Airbnb(エアビーアンドビー)を一通りチェックしたが、学生にはAirbnbがぴったりだと感じた。大家さんと頻繁に連絡を取り合えば、ガイドブックに載っていない情報を知ることだって可能だ。

東京に着いた1日目はなんと雪!東京で11月に雪が降るなんて…。東京も北京も同じような雪だろうと考えていたが、東京の雪の方が大きくて水分をより多く含んでいることに気が付いた。私たち女子2人の頭上から降ってくる白い雪を見て中島美嘉の「雪の華」が耳元で鳴り響いている気分にさせられたが、現実は全身がじっとりとしただけだった。仕方なく、コンビニエンスストアに傘を買いに行った。予定していた観光地めぐりは難しくなり、銀座の三越とCDショップでひたすら買い物することに。東京でびっくりしたのは、お店の入り口に傘をビニール袋に入れてくれる機器が置いてあったことだ。北京にもこういう便利なサービスが増えればいいのにと感じた。

その日の午後は友人のプレゼントを買うために有楽町の無印良品とロフトに行った。個人的な感覚だが、全体の雰囲気が中国のお店とは全然違う。物の配置がよく考えられていて、商品はどれもかわいい。偶然見つけた北海道のアンテナショップには六花亭のストロベリーチョコにロイズの生チョコ。ずらっと並んだチョコを前に、私は幸せな気分に浸った。

日本滞在もそろそろ終わりという頃、私は同行の友人に「ここでやり終えていないこと、何かあったっけ?」と聞いてみた。彼女の回答は「とんかつとお寿司を食べていない」。とんかつは地下鉄駅で目についたお店に適当に入って食べてみたが、食感は中国のとんかつを遥かに超えていた。衣は黄金でサクサク、肉はとてもジューシーだったのだ。

東京での6日間は残念なこともたくさんあった。早起きして築地市場でお寿司を食べたかったし、野田岩のうな丼も食べたかった。着物を着る機会もなかったし、北海道、箱根、鎌倉に行く時間もなかった。以前は日本という国にあまり良い印象を持っていなかったが、訪れてみると日本人は礼儀正しく親切ということがよく分かった。日本のサービスは私がこれまで行った国の中で最高レベルだ。一番感心したのは日本人がよく本を読むということ。中国では書店業界が不況に直面しているが、日本人はどんな場所でも時間を見つけては熱心に本を読んでいた。読書の量と国民の素養、経済発展は関連しているのだろうと思わせる光景だ。

私にとっては今回が初めての日本訪問だった。日本を理解しようとしたのも初めて、日本から何か学び取りたいと考えたのも初めて―。これで終わりではなく、ここからスタートするということを私は信じている。(翻訳・編集/野谷)