日本と中国には歴史問題や領土をめぐる対立が存在するうえ、中国では連日のように抗日ドラマを放送しているため、日本に対して複雑な感情を抱く人は少なくない。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本と中国には歴史問題や領土をめぐる対立が存在するうえ、中国では連日のように抗日ドラマを放送しているため、日本に対して複雑な感情を抱く人は少なくない。

 だが、中国のインターネット上に掲載されている旅行記を見てみると、複雑な感情を抱きつつも日本を旅行で訪れ、対日観が一変したうえに「日本が好きになった」という中国人が少なからず存在するのが分かる。

 中国メディアの今日頭条は8日、「日本嫌いだった中国人が日本好きに変わる理由」について考察する記事を掲載し、中国人の対日観が一変してしまうのは「中国にはないものが日本にはたくさんあること」が理由だと論じている。

 記事は、日本を訪れる中国人旅行客が増加していることについて、「中国人の多くは口先では日本を罵りつつも、実際には日本旅行を楽しんでいる」と伝えつつ、中国人の言動が一致しない理由は「日本を訪れたことがない人には理解できない」と論じた。

 続けて、中国人にとって日本は地理的に近く、渡航しやすい国であるという地理的な要因のほか、ビザの緩和といった要因もあると伝える一方で、「日本はアジアの先進国として中国人にとって学ぶべき点が数多くある」と主張。例えば、日本では「歩行者が横断歩道を渡っている時、自動車は必ず停止してくれるため安心して渡ることができる」と指摘、自動車が優先されがちな中国に比べ、日本は街中を安心して歩くことができるとの見方を示した。

 さらに、日本人の親切さも中国人の対日観を一変させる要因であるとし、「日本人に道を尋ねると、目的地まで連れて行ってくれたり、スマートフォンのナビを起動して道を説明してくれたりする」と伝え、日本人は中国人を含めた外国人旅行客に対して排他的ではない点も日本の魅力だと論じた。確かに抗日ドラマを通じて「日本人は悪人」と刷り込まれた中国人にとって、実際の日本人は温和で優しく、親切だという事実は大きな驚きであるに違いない。

 また記事は、日本には寿司やラーメン、鰻や牛肉など、美食が数多く存在すると伝え、一度の訪日では食べきれないほどだと指摘。こうした日本の姿は中国人旅行客にとっての魅力であると同時に観光資源であり、日本滞在中の快適さも相まって「日本嫌いだった中国人も日本好きに変わる」のだと論じている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)