渋みがあり、濃い色をしているのがポイント(写真はイメージ)

写真拡大

「赤ワインは、抗酸化力のあるポリフェノールが含まれているから、健康にいい」とはよく聞くが、どのワインでも同じなのか?

アンチエイジング医療の専門家で、日本ソムリエ協会認定「シニアワインエキスパート」の資格を持つ、横浜クリニック院長の青木晃医師が2016年11月12日にベルサール東京日本橋で行われた「レスベラトロール研究会(運営:株式会社わかさ生活)」で講演し、赤ワインのアンチエイジング効果についても触れた。

ワインをたくさん飲む地域は病気も少ない

一般的に、ワインの消費量の多い地域は、血虚性心疾患の発症率も低いことが知られている。

実際に、赤ワインをよく飲むフランスでは、肉やバターなど脂肪分の多い食事が中心なのにもかかわらず、心臓疾患になる人が少ない。また、その他のヨーロッパの国に比べても、虚血性心疾患による死亡数も少ないという。

ワインが健康に良いと言われるのは、抗酸化物質「ポリフェノール」が含まれているからだ。ポリフェノールはブドウの皮や種などに多い。ポリフェノールの成分の一つである「レスベラトロール」は、ソムリエの試験問題にも登場するというから、ワイン通の間でも注目度は高いといえる。

講演で青木氏は、抗酸化力が高くてアンチエイジングに役立つといわれる、3大ブドウ品種を紹介した。

1)ボルドーワインに代表される品種 「カベルネ・ソーヴィニヨン」
2)イタリアのバローロ、バルバレスコなどに使われる品種「ネッピオーロ」
3)フランスの南西地方にある地ブドウ品種「タナ」

この3つに共通するのは、タンニンが多く渋みがあり、濃い色をしている。青木氏は、「厚い果皮と種にヒミツが隠されている」と解説。

熟成した方が抗酸化力が高い

抗酸化力は、若いワインよりもある程度熟成したワインのほうが強い傾向にあるという。ヴィンテージの古いワインのほうが同じ赤ワインと比べても抗酸化力は高い。

また、同じヴィンテージでも、より温暖で日照量の多い産地のほうが強い。つまり、「カベルネ・ソーヴィニヨン」で比べた場合、フランス産よりもチリ産のほうが抗酸化力が高いということが知られているという。

この時期、忘年会などお酒を飲む機会も多くなる。抗酸化力でワインを選んでみるのもいいかもしれない。

医師・専門家が監修「Aging Style」