8日、韓国・MBNは、韓国政府が国民に配布した「放射能対応マニュアル」の中身がおかしな内容ばかりだと伝えた。写真は韓国原子力安全員会のホームページなど対応マニュアル。

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2016年12月8日、原子力発電所の爆発事故をテーマとした映画が韓国で公開されたことを受け、韓国・MBNは、「映画の中で右往左往する政府」と現実の韓国政府は大して変わらないようだと伝えた。政府が国民に配布した「放射能対応マニュアル」の中身がおかしな内容ばかりだという。

韓国原子力安全員会が国民に配布した案内資料を見ると、「体に入った放射性物質は時間がたつと排出される」との説明と共に、運動をして汗をかき、用を足す子どもの姿が描かれている。国民安全処が作成した「環境放射能情報」アプリの内容も同様で、放射性物質が体内に入っても、排せつをすれば心配ないといった文言が登場する。しかし専門家は、放射性物質の半減期は数十年、数百年単位のため、いったん体内に入れば、がんや心臓病の危険に生涯悩まされることになると説明する。

一方、原発施設外に放射性物質が流出した場合の対応を解説した韓国原子力医学院のマニュアルには、「家の電話を使わないように」とある。私的な通話をしていて危険情報に関する電話を受けられない事態を避けるための措置とのことだが、これにはまったく時代遅れだとの指摘が上がっている。

7日公開された映画「パンドラ」では、政府は適切な対応を取れず問題を大きくするばかりの存在として描かれているという。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

「映画『パンドラ』がきっと近いうちに現実になる」
「地震の対応はとりあえず日本に学ぼうよ」
「シャーマンが大統領をやってるから、マニュアルも占いみたいだな」
「さすがシャーマン国家」

「じゃあ、出したものは放射性廃棄物か」
「政府が出した大気汚染対策が思い出される。あの時はサバのせいにしてたよね」
「ラクダとの接触を控えてラクダのミルクも飲まなかったので、MERS(中東呼吸器症候群)を克服できました。ありがとう、朴槿恵(パク・クネ)政権」

「韓国にマニュアルというものはない。作れる人がいない」
「いっそ、みそを食べると放射能にいいとか言ってみれば?」
「米国暮らし2年目、とにかくこっちで頑張ろう」
「名門大学を出た人も、政府に入るとばかになる」(翻訳・編集/吉金)