“残念な騙せず枠”と“気持ちの良い騙し枠”

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広告・マーケティング業界のオリンピック「アドテック」で3年連続日本一の“レスポンスの魔術師”が2時間50万円のコンサル内容を出し惜しみなく初公開した『<ネット広告&通販の第一人者が明かす>100%確実に売上がアップする最強の仕組み』が売れ続けている。
著者の加藤公一レオ氏の最新記事をお届けする。

“誤クリックを誘う広告”に
ネガティブなイメージを持っている業界人は
「好かれる広告」でありたいという業界人側のエゴ!

 2015年のネット広告媒体費は、スマホ広告の拡大や動画広告の急成長などで9194億円と前年比111.5%の結果となった。

 運用型広告は順調に伸長したが、枠売り広告は前年を下回った結果となり、枠売り広告から運用型広告へのシフトが進んでいる(記事ソース http://www.dentsu.co.jp/knowledge/ad_cost/2015/media3.html)。

 この結果が示している通り、現実として、枠売り広告の代名詞“ディスプレイ広告”は以前ほど売れていない。
 それもそのはず、ディスプレイ広告は効果が10年間で8割も落ち、2000年頃はクリック率が1%くらいあったディスプレイ広告は、この10年間でクリック率0.1%台まで落ちているのだ。

 純広告で売れないので、枠売りから、DSPやリスティング広告、アフィリエイトなどを活用した運用型ディスプレイ広告へどんどんシフトしていっている。

 ディスプレイ広告のクリック率0.1%をわかりやすく例えるなら、あるひとりの人生(80歳)の中で落雷に巻き込まれる確率(1000人に1人)と同じレベルである(記事ソース http://wired.jp/2013/02/18/asteroid-odds/)

 そのひとつの原因が、深刻な「バナー・ブラインドネス」である。

 バナー・ブラインドネスとは、ユーザーがバナー広告を目にしたときに自分とは無関係の情報として無意識に無視する状態で、ユーザーは意識して広告を見ないようにしているのではなく、そもそも認識すらしないという現象だ。

 バナー・ブラインドネスは、クリック率の低下のみならず、特定の人にしかリーチしないという現象も生み出しており、2009年に発表されたレポートによると、「84%のユーザーは、一ヵ月の間に一度もバナー広告をクリックせず、バナー広告クリック数の67%は4%のヘビークリッカー(1ヵ月に4回以上クリックするユーザー)によって占められている」という結果も出ている(記事ソースhttps://markezine.jp/article/detail/21916)。

 1000人に1人しかクリックしないバナー広告(しかもそれは4%の同一のヘビークリッカー)をはたして広告といえるだろうか?

 ハッキリいってこの現象は、私はネット広告業界の怠慢だと思っている!

 下記のように、ディスプレイ広告のサイズ、場所はどこも似たりよったりなので、ユーザーはここにあるものは広告だと無意識に取捨選別し、「ブラインドネス」という現象を引き起こしてしまったのだ。

 オフラインとオンラインの決定的な違いは「ネットユーザーは自発的に情報を求めている」ということ。
 ピンポイントに自分軸の情報を集めているため、その軸に沿わないいかにも広告っぽいバナー広告が無視されるという現象を引き起こしてしまった。

 問題なのは、これをクライアントが気づかないだけでなく、ネット広告マンでさえも気づいていない、もしくは“見ないふり”をしているということだ。

 なぜかというと、好かれる広告でありたい、オシャレな広告をつくりたいという業界側のエゴがあるからだ。

 広告はカルチャーだから、アートだから、エンターテイメントだからという、彼らの自己顕示欲を満たすため、今までどれほどのムダな広告費が垂れ流されてきたことか。

「わかりました。
 では、そのアートな広告で、いつ、どんなふうに、いくらの売上をもたらすのかを教えてもらえますか?」

 そう聞いてみて即答できる、広告マンが何人いるだろうか?

 これは広告業界の「イメージ効果」「認知効果」「ブランディング効果」という言葉を巧みに使い、広告の「効果」を“数値化”することを避け続けてきた、悪しき文化のせいでもある。

 もしあなたが自分のお金で広告を出稿したとして、クリックもコンバージョンもほとんどなかったとき、あなたは本当に「クリック率はめちゃくちゃ低いけど、ブランドイメージが促進できたからよかった!わーい!」と思うだろうか?

 いたとしたら、石油王のドラ息子か、お金の概念が抜け落ちているアホかのどちらかだ(笑)。

 出稿するクライアントが求めるもの。それは、今までもこれからもズバリ

『レスポンス』・『売上』・『費用対効果』この3つだ!!!

 もう一度言う。

“誤クリックを誘う広告”にネガティブなイメージを持っている業界人は、「好かれる広告」でありたいという業界人側のエゴである!

“誤クリックを誘う広告”のほうが、CPA/CPO効果が高いなら、そうするべきだ。

 ただし、ここで超重要なのは、私のいう“誤クリックを誘う広告”とは、一般的な「消費者が望んでいないのに広告を見せる」というネガティブなものではなく、「消費者に無視されずに広告を見てもらう」ということである。

 だから、見せ方を工夫し、いかに“気持ちのよい騙し枠”としてクリックさせるかがポイントなのだ。

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