「ICO」「ワンダと巨像」などを手がけた上田文人監督によるPlayStation 4(PS4)向けゲーム「人喰いの大鷲トリコ」が2016年12月6日(火)に発売されました。2009年の「E3」での発表から7年の歳月を経てついに発売された「人喰いの大鷲トリコ」が一体どういうゲームになっているのか、実際にプレイしてみました。

人喰いの大鷲トリコ | プレイステーション オフィシャルサイト

http://www.jp.playstation.com/scej/title/trico/

主人公の少年が洞窟で目覚めるところからゲームはスタートします。



少年が倒れていたそばには、大鷲のトリコが横たわっています。トリコは弱々しく、少年に対してほえたり威嚇したり敵意をむき出しです。



トリコが弱っている原因は、体に刺さった槍でした。



痛々しくかわいそうなので、少年を操作して嫌がるトリコの体にしがみつき槍を引き抜いてあげました。



槍を引き抜いてもまだトリコは動けない様子。近くにタルが落ちていたので……



トリコの前に放り投げてみました。このときもトリコはガウガウとほえて少年を威嚇しています。



トリコのそばから離れると、トリコはタルをくわえてバリバリと音を立てながら食べてしまいました。タルはトリコのエサで、エサを与えるとトリコとの絆を強めることができます。



槍を抜いてエサもあげたことで、トリコは主人公に少しだけなついてくれます。ここからは「R1」を押すと、トリコを呼ぶことが可能になります。先ほどまでは敵意むき出しだったので、名前を呼んで寄ってきてくれると何だかうれしい気分になります。



少年に呼ばれてトリコが寄ってくる様子は以下のムービーから確認可能です。

ゲーム「人喰いの大鷲トリコ」でトリコを呼んでなでなでしてみた - YouTube

しかし、トリコは鎖につながれたままの状態です。これではあまりにかわいそう。



トリコの体にしがみつき……



首元にあるスイッチを引っ張ると、鎖につながっら首輪が外れます。



これでトリコは晴れて自由の身になりました。だんだんと少年になついてきているトリコ。クーンと鳴いたり耳をパタパタさせたりするしぐさがとても愛くるしく、徐々になついていく描写は本当にペットを飼い始めたときのような感覚です。



スタスタと洞窟の奥へと進んでいくトリコ。気になるのでついていってみます。



トリコは一番奥で立ち止まり一点を見つめて動かなくなりました。「何かあるのかな?」と思いましたが、トリコが見つめている場所は少年ではとても届かない高いところ。



少年一人では無理ですが、トリコの頭によじ登ればジャンプして飛び移ることが可能です。



トリコが見つめていたのはエサのタル。このゲームは「次にどこに行くべきなのか」という目印は表示されず、自分で探す必要があります。そのときのヒントになるのがトリコが見ている方向。とにかくわからなくなったら、トリコの顔が向いている方向に何かあると思って間違いありません。



タルがあった場所には小さな穴があるので進んでいくと……



穴の奥にある場所で不思議な光を放つ鏡を入手しました。



鏡を持ってトリコがいる場所に戻ると、トリコの目が紫色に発光。



トリコの近くで鏡を使って光を放つと……



トリコのしっぽから紫色の「いかずち」が光の当たっている場所に放たれました。



この「いかずち」で「どこか」を破壊すれば、今いる場所から脱出して先に進めます。「どこ」を破壊すればいいのかは、トリコの顔を見ればおのずとわかるはず。



少年が進むと、後ろからノッシノッシと付いてくるトリコ。



そのまま進むと水が張っている場所に到達しました。



主人公はザブーンと飛び込みますが……



トリコは水が怖いのかモジモジしてなかなか飛び込みません。



「何とかしなければ」と周囲を探索すると、タルが入った木の箱を発見。木の箱を押したり引っ張ったりして、どうにかすると木の箱が壊れて中に入っているタルを取り出せます。



タルを持ってトリコがいる場所に戻ると……



トリコはエサの魅力には勝てずに水にザブーンと飛び込んできました。何とも動物らしい行動です。



そのまま少年からタルを奪うようにして食べるトリコ。その姿は大きな犬のようです。



水のある場所を抜けると、木が生い茂る広いエリアにやってきます。



ここはどうやらトリコにとって特別な場所とのこと。



「○ボタン」を押すと、トリコをなでなですることができます。なでるとクーンという鳴き声をだして、喜びを表現するトリコ。



「人喰いの大鷲トリコ」はトリコと一緒に謎に満ちた遺跡を脱出するというのが、ゲームの大きな目標になります。遺跡には数々のトラップが仕掛けられていて、それをトリコと少年が一緒に協力しあって突破していきます。



高い場所にある足の幅しかない足場をつたっていったり……



鎖によじ登ったりなどギミックはさまざま。



少年は超人のようなタフさで遺跡を進んでいくのですが、このゲームの神髄とも言えるのがトリコとの協力プレーです。トリコなしでは先に進めず、かといって少年なしではトリコも先に進めません。まさに手を取り合って助け合いながら、いろんな仕掛けをクリアしていくのがこのゲームの面白いところ。



どのようにしてトリコと遺跡の仕掛けをクリアしていくのかはネタバレになってしまうため具体的には書けませんが、少しだけ書いてみます。例えば、以下のシーンではトリコが小さい穴に首を突っ込んで出てこなくなりました。「あーなるほど、トリコの体によじ登って上に移動するのだな」と思い……



トリコの体によじ登りましたが、少年の背丈では上の階に届きません。



「一体どうすればいいのか」を考えながら、トリコが頭を突っ込んでいる先の空間に行ってみます。なお、穴に顔を突っ込んだトリコはグルルルと言いながら首を振るようなしぐさを見せます。その姿はものすごく愛くるしいです。



空間には大きなつぼがあって、そのつぼから蒸気のようなものが出ています。どうやら、トリコはこの蒸気の臭いに反応している模様。



ということで、大きなつぼをよいしょと引っ張り、トリコが突っ込んでいる穴の隣にある穴の前に持って行きます。



外に出ると、トリコは先の穴の隣にある穴に首を突っ込んでいます。



再びトリコの体によじ登り……



草に捕まって見事に上の階に行けるようになりました。これはほんの一例で、遺跡にはさまざまな仕掛けが満載。周囲をよく見たり、トリコの顔の方向を見たりして、かすかなヒントを頼りに先に進んでいくというわけです。



遺跡では仕掛けだけではなく「ヨロイ」と呼ばれる敵も登場。



少年はヨロイに対して攻撃はできません。捕まると生気を吸い取られてしまいます。



ヨロイと戦うのはトリコの役目。主人公を守るようにヨロイをぶっ飛ばすトリコはけなげです。



なお、ヨロイと戦った後のトリコは興奮状態で、少年に対しても攻撃的な態度を見せます。



トリコが興奮状態になったら、近づいてナデナデしてあげればOK。次第に落ち着きを取り戻し、温厚なトリコに戻ってくれます。



トリコがヨロイと戦い、その後に主人公によってなだめられる様子は以下のムービーから確認できます。

ゲーム「人喰いの大鷲トリコ」でトリコがヨロイを倒す様子 - YouTube

ストーリーを進めていくとトリコがだんだんと主人公になついてくるので、途中からはトリコに指示を出せるようになります。お座りやジャンプなど、多彩な指示を出せるようになると、ゲームのおもしろさが一気に広がる上に、少年の指示に従うトリコは本物のペットのようです。



トリコにお座りさせたりジャンプさせたり指示を出している様子は以下のムービーから確認できます。

ゲーム「人喰いの大鷲トリコ」でトリコにお座りさせたりジャンプさせたりしてみた - YouTube

また、トリコの頭に乗って飛び回ると迫力満点。その様子は以下のムービーから確かめてください。

ゲーム「人喰いの大鷲トリコ」でトリコの頭に乗って飛び回ってみました - YouTube

頭をなでているときに目を細めたり……



後ろ足で首元をかいたりなど、トリコが見せるしぐさは見ているだけで癒やされます。これも「人喰いの大鷲トリコ」の大きな魅力の1つ。



指示を出してもすぐには理解してくれなかったり、こっちを見つめながらきょとんとしていたり、本物の動物のような動作は、他のゲームにはなかなかない要素です。



上田文人監督が作り出す世界観も注目のポイント。息をのむような美しい遺跡は、心が洗われるような景色で思わず見とれてしまいます。



「人喰いの大鷲トリコ」は、このゲーム独特のカメラワークや操作感に最初は戸惑うかもしれませんが、それを上回る魅力がたくさん詰まっています。なお、Amazonでは記事作成時点でも初回限定版が販売中で、価格は税込5901円です。

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