東アジアの“アヘン史”明かす  全国紙の元台北支局長が講演/台湾

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(台北 9日 中央社)日本の大手紙の前台北支局長、吉村剛史氏が9日、 台湾大学日本研究センターで「台湾、中国、そして日本」 と題して講演。学生ら約50人が、 知られざる東アジア近代史に耳を傾けた。

現在岡山支局長の吉村氏は、台大留学経験もある。

講演では「下関条約で清国から日本に割譲された当時の台湾の多数のアヘン中毒患者の漸減のため、日本はアヘン吸引の鑑札制度を設ける一方、 大阪、和歌山で薬用アヘンのケシ栽培に乗り出した」と説明。

史料をもとに「中国でも軍閥のアヘン利権争いがあり、 大戦後のインドシナ情勢にも影響した」 と東アジア史の複雑さを解説した。

(齊藤啓介)