「マツダ ロードスター RF」(マツダの発表資料より)

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 マツダは8日、三菱化学と共同で自動車の外装意匠部品として使用可能な「バイオエンジニアリングプラスチック(バイオエンプラ)」を開発、「ロードスター RF」の外装部品に採用すると発表した。

 バイオエンプラは、植物由来原料を用いて製造したエンジニアリングプラスチックのこと。原料が植物由来のため、石油資源の使用量削減やCO2排出量の抑制、無塗装によるVOC(揮発性有機化合物、Volatile Organic Compounds)の削減により、環境負荷を低減できる一方、従来の石油系プラスチックに比べて材料コストが高く、自動車部品への採用は拡大していなかった。

 マツダでは、これまでにも植物由来の材料「マツダ バイオテックマテリアル」として技術開発に取り組んでおり、高耐熱・高強度な自動車内装部品用バイオプラスチックの開発や、植物由来100%の繊維からなる自動車用シート表皮の開発に成功。三菱化学と共同で開発したこのバイオエンプラは、2015年にフルモデルチェンジされた新型「ロードスター」の内装意匠部品に初めて採用。その後、量産車でも採用が進められ、「CX-9」「アクセラ」「デミオ」でも使用されている。

 さらに今回開発したバイオエンプラは、従来材料の塗装が施された部品を超える質感を材料着色で実現するなど、高い意匠性を持つ自動車外装部品としても使用可能とした。今後は、「ロードスター RF」以降の車種の内装および外装意匠部品として順次、採用していく予定だ。

 マツダは、このバイオエンプラを採用した「ロードスター RF」を、8日から東京ビッグサイトで開催される日本最大級の環境展示会「エコプロ2016〜環境とエネルギーの未来展」に展示するとともに、同材料の技術展示を行う。