「トイレットペーパーは流そう」  環境保護署が推進へ/台湾

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(台北 9日 中央社)行政院(内閣)環境保護署の李応元署長は8日、トイレットペーパーを便器に流す政策の推進を宣言した。台湾では主に公共の場にあるトイレでは、トイレットペーパーを備え付けのゴミ箱に捨てるよう求められる場合が多い。今回の政策の実施により、台湾のトイレ事情に変化が起きそうだ。

李署長はこの日、立法院(国会)社会福利及び衛生環境委員会に出席。質疑応答の際、野党・国民党所属の盧秀燕立法委員(国会議員)から、世界で台湾と中国大陸だけがトイレットペーパーを流せず、発展が遅れている指標になっている上に、台湾は蒸し暑い気候のために多くの問題が起きているとの指摘を受けた。盧議員は同署に対し、便器に流す政策の推進を要望。李署長は、すでに同政策の実施を職員に指示しており、将来的に便器に流す方向で進めていくことを明らかにした。

李署長によると、これまでゴミ箱に捨てるよう推奨していたのは、トイレットペーパーの素材が要因だったという。だが、現在は生活水準、技術面のいずれにおいてもこの問題は克服できるとの見解を示した。

「観念の変化が必要だ」と李署長は語る。与党・民進党所属の陳曼麗立法委員は、トイレットペーパーは配管を詰まらせると誤解している人も多いが、詰まるのはティッシュペーパーだと指摘し、人々の教育から進めていくべきだと意見した。

同署環境衛生・毒物管理処の袁紹英処長は、李署長の指示に応じ、3カ月以内に水まわり設備のメーカーやトイレットペーパー業者、内政部(内政省)、交通部(交通省)、経済部(経済省)などを招集し、実施の方法を検討するとした。

(余暁涵/編集:名切千絵)