蔡総統、南シナ海の領有権改めて強調  管轄権回復70周年で/台湾

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(台北 9日 中央社)蔡英文総統は9日、政府は南シナ海の領有権を守り続けると述べ、国際法と国連海洋法条約に基づき、同海域でのしかるべき権利を主張していくと強調した。

今年は、中華民国が1946年に日本が占領していた南シナ海の南沙(スプラトリー)、西沙(パラセル)、中沙、東沙(プラタス)各諸島を接収し、管轄権を回復してから70周年の節目の年に当たる。

これに合わせて、国史館(台北市)では70周年を記念する特別展が同日始まった。蔡総統は開幕式であいさつし、政府は南シナ海における主権と合法的な権利を放棄しないと述べた。

南シナ海では、中国大陸が南沙諸島で岩礁を埋め立てて人工島を建設するなど強硬な姿勢を示しているほか、7月には常設仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)が、台湾が「固有の領土」とする同諸島最大の島・太平島を「岩」とする判断を下した。政府は台湾に対する法的拘束力はないとして、これに反発している。

(呂欣ケイ/編集:杉野浩司)